西播

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火災から再建した母屋にオープンする直売所。天井を吹き抜けにして梁組を見せた=宍粟市山崎町山崎
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火災から再建した母屋にオープンする直売所。天井を吹き抜けにして梁組を見せた=宍粟市山崎町山崎
以前と同じ歴史的な景観を取り戻した山陽盃酒造の母屋=宍粟市山崎町山崎
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以前と同じ歴史的な景観を取り戻した山陽盃酒造の母屋=宍粟市山崎町山崎
母屋内部の通路はガラス張りでモダンな雰囲気に=宍粟市山崎町山崎
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母屋内部の通路はガラス張りでモダンな雰囲気に=宍粟市山崎町山崎

 2018年11月に火災が起きた兵庫県宍粟市山崎町山崎の山陽盃酒造で、県景観形成重要建造物に指定されている母屋の再建工事が完了した。焼け残った外壁や柱、梁などの構造材は解体せずに再利用され、以前の外観を取り戻した。同社の酒や市内の発酵食品を扱う直売所も新設され、4日にオープンする。「日本酒発祥のまち」と「発酵のまち」を掲げる同市にとってシンボル的な建物だけに、地域活性化を後押しする拠点になると期待が高まっている。

 火災では築約150年の蔵が全焼したほか、母屋の2階や屋根が焼け落ちた。母屋の柱や梁は表面が燃えたが強度は保っており、炭化した部分を3センチ削ればそのまま利用できたという。表通りに面した1階の外壁にも損傷はなく、2階のしっくいを塗り直し、屋根を新たに葺いて再建にこぎつけた。

 内部は1階の天井の一部を取り除いて吹き抜けにし、直売所の入り口から屋根裏の梁組が見えるようにした。梁には火災で焼けた痕跡を残し、後世への戒めにしたという。

 店内にはバーカウンターも設け、酒蔵お薦めの銘柄や、同市波賀町産の香木クロモジを使ったハーブティーなどを1杯無料~300円程度で試飲できる。「しそう三尺きゅうりのかす漬け」など、市内特産の発酵食品も扱う。

 同社の壺阪雄一専務(39)は「酒造の歴史を踏まえながら新しいものを発信したい。発酵のまち宍粟の拠点となる場所になれば」と期待した。

 午前11時~午後4時半。年始と盆休み以外営業。母屋裏の倉庫跡では新工場の建設準備が始まっており、来年夏ごろの稼働を予定している。同社TEL0790・62・1010

(古根川淳也)

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