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赤穂義士直筆の書状を並べた赤穂義士の手紙展=赤穂市上仮屋
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赤穂義士直筆の書状を並べた赤穂義士の手紙展=赤穂市上仮屋

 吉良邸討ち入り前に赤穂義士が書いた遺書に当たるいとま乞い状など直筆書状を紹介する特集展示「赤穂義士の手紙」が、兵庫県赤穂市立歴史博物館(同市上仮屋)で開かれている。義士の心情や近況を記した16点が2階の義士コーナーに並ぶ。

 開館30周年を迎えた同館は義士関連の資料を集めている。今回は約5年間に寄託を受けたり、購入したりした5点を初公開した。

 大石内蔵助は深田謙庵に宛てた正月25日の手紙に、江戸で御廟参りをし、帰宅したと記した。この御廟参りが、浅野内匠頭の墓参りを指すとすれば、討ち入りした元禄15(1702)年に書かれた手紙になる。

 小野寺十内は赤穂浅野家の御用商人だった大塚小右衛門に送った手紙で、浅野内匠頭の手紙を飛脚に言付けて送るなどと知らせた。

 堀部安兵衛が、参勤交代で江戸に来る早水藤左衛門に宛てた手紙では、赤坂下屋敷の長屋が早水の住居となり、必要な道具やみそ、まきも用意すると伝えた。三村次郎左衛門は討ち入り3日前のいとま乞い状で、義士の盟約を守るため、討ち入りを母親に伝えられなかったとし、老母の行く末を知人に頼んだ。

 木曽こころ学芸員は「唯一の通信手段だった手紙を通じ、義士は密に連絡を取り合った。人柄や交友関係も分かり興味深い」と話す。

 7月中旬まで。2月4日まで特別展「元禄赤穂事件」も開催。水曜休館。同館TEL0791・43・4600

(坂本 勝)

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