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閉店する「忠臣蔵問屋 わたや」と矢野英樹さん=赤穂市加里屋南
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閉店する「忠臣蔵問屋 わたや」と矢野英樹さん=赤穂市加里屋南

 赤穂義士グッズの専門店「忠臣蔵問屋 わたや」=兵庫県赤穂市加里屋南=が30日、閉店する。2011年2月に赤穂城跡北側のお城通り近くにオープン。赤穂義士・堀部安兵衛の生誕地、新潟県新発田市など全国の義士ゆかりの地や、忠臣蔵ファンとの懸け橋になってきたが、赤字が続き、苦渋の決断に至った。

 「義士のまちに来たことが形に残る土産を」と同市内で防水業を営む矢野英樹さん(49)が開いた。

 店名は義士を援助した京都の商人、綿屋善右衛門にちなんだ。店内には討ち入り装束のセット、市立歴史博物館で展示した忠臣蔵映画のポスターなど貴重な品がずらり。版権を持つ義士法被の普及も果たした。

 一方で忠臣蔵ファンは高齢化。若い観光客は飲食店に向かい、客足は年々遠のいた。「売れる商品は数百円程度。価値があっても高い物は売れず、お金を使う世代に店の内容がはまらなかった」と矢野さん。店員に次の仕事が見つかったこともあり、閉店を決めた。

 赤穂観光大使も務めた矢野さんは、お城通りで行列ができる飲食店があることを念頭に「赤穂の中心街においしい物にこだわった店を集めてはどうか」と提案。「世の中の変化は速い。これからは飲食店主ら若い世代が前に出て活性化に取り組んでほしい」と期待した。

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