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スケートボードを自在に操りながら練習する前田日菜さん=宍粟市山崎町中井
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スケートボードを自在に操りながら練習する前田日菜さん=宍粟市山崎町中井

 来年の東京五輪で初採用される「スケートボード(スケボ)」で、兵庫県宍粟市山崎町の山崎南中3年、前田日菜さん(14)が女子の国内トップクラスで活躍している。昨年は日本ローラースポーツ連盟(現ワールドスケートジャパン)の強化選手に選ばれアジア選手権2位などの成績を残した。今季は大会前日の負傷で強化選手入りを逃し、東京五輪出場は厳しくなったが、可能性が消えたわけではない。

 前田さんがスケボを始めたのは城下小4年の頃。前年の冬に、父親の和之さん(40)とちくさ高原スキー場(同市千種町)でスノーボードをしたのが楽しく、夏場の練習のつもりでスケボにのめり込んだ。

 一時は競技から離れたが、6年生になって再開。山崎町の練習場で基礎を習い、一流選手の動画を見ながら独学で技を磨いた。

 頭角を現したのは中学1年の時。東京五輪に向けて2017年4月に初めて開催された日本スケートボード選手権大会の「ストリート」種目で9位に入り、10位までが対象の強化選手に選ばれた。18年の同選手権では4位と躍進し、枠が4人に絞られた強化選手に再び入った。

 19年度の強化選手は、2月の日本オープンと5月の同選手権の合計獲得ポイントで上位3選手が選ばれた。前田さんは2月の大会前日に左ひざを痛めて16位と出遅れ、5月の大会は4位につけたものの、合計ポイント7位で強化選手の座を逃した。

 ワールドスケートジャパンによると、日本から東京五輪に出場できるのは3選手。来年5月末までに世界各地で開催される主要大会の獲得ポイントで上位につけるか、同月の世界選手権で1~3位に入賞するかで出場権を獲得する。強化選手はこうした大会に招待されるが、指定を外れると自力で勝ち上がるしかない。

 前田さんは今月7、8日に米・カリフォルニア州で開催された「DAMN AM」という大会で優勝。来年2月に米・フロリダ州で開催されるトッププロの登竜門「Tampa Pro」への出場権を得た。そこを勝ち上がれば、世界選手権や世界最高峰の「エックスゲームズ」などの出場可能性が出てくる。

 前田さんは「チャンスがあれば東京五輪に出たい。将来は米国に拠点を置いて大きな大会に出場し、子どもたちの目標になるような選手になりたい」と世界を見据えた。(古根川淳也)

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