西播

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日本の原風景を描いた渡辺うめさんと森崎伯霊さんの作品=赤穂市御崎
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日本の原風景を描いた渡辺うめさんと森崎伯霊さんの作品=赤穂市御崎
渡辺うめさんの「おしくらまんじゅう」
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渡辺うめさんの「おしくらまんじゅう」
森崎伯霊さんの「草焼き」
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森崎伯霊さんの「草焼き」

 兵庫県播磨の田園風景を描き続けた日本画家・森崎伯霊さん(1899~1992年)と但馬の農村生活を表現した人形作家・渡辺うめさん(1907~2014年)の2人展(神戸新聞社主催)が4日、同県赤穂市御崎の桃井ミュージアムで始まる。同時代に生きた2人は出会う機会がなく、幻の作品展として企画。同館は「忘れてしまった心の古里、日本の原風景を思い出して」と入場を呼び掛けている。

 伯霊さんの四男で「ふたつの森・伯霊記念館」を開く森崎大青さん(同県姫路市)や、歴史民俗誌「サーラ」編集長で、うめさんの生きざまに感銘し、作品紹介を続ける吉田ふみゑさん(同県加古川市)らの協力を得て開催。クラウドファンディングで広報費用を募り、5万5千円が集まった。

 紅葉する山々や農村風景を描いた伯霊さんの「草紅葉」(200号)は木々一本一本まで注意を払い、赤く染まった草木が紅葉のように山麓を彩る。伯霊さんに絵を習った同館の桃井香子館長は「伯霊さんの飾らない人柄を感じ、声が聞こえてきそう。茶菓を味わいながらゆっくり鑑賞を」と1階の椅子やテーブルを片付けて空間を広く取った。

 うめさんの作品は2階を中心に展示。厳しい自然の中でも心豊かだった農村生活を描き、人形一体一体は生き生きと輝く。桃井館長は「うつぶせに寝た子どもの表情が分かるように反対方向からも見えるようにした。貧しくても心豊かに支え合った農村の暮らしを感じ取って」と話す。

 8日と22日午後2時から吉田さんと大青さんを囲む茶話会(別料金)がある。展示は11月4日まで。午前10時~午後4時。500円(小中学生200円)。火曜休館。同館TEL0791・56・9933

(坂本 勝)

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