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近所の連携で詐欺を防ぎ、感謝状を受け取る松下さんと大砂さん(後方左端)=宍粟署
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近所の連携で詐欺を防ぎ、感謝状を受け取る松下さんと大砂さん(後方左端)=宍粟署

 振り込め詐欺の電話にだまされている声が隣の高齢者宅から聞こえるのに気付き、近所で連携して被害を防いだとして、兵庫県警宍粟署は12日、宍粟市の松下喜美代さん(70)と大砂順一さん(71)に署長感謝状を贈った。

 同署によると、4月18日午前10時~正午ごろにかけて、同市内では把握できただけで7件の「アポ電」と呼ばれる振り込め詐欺の電話が相次いだ。同署はすぐ市に依頼し、市内の大半の家に設置されている音声告知装置「しーたん通信」を使って注意を促す放送を流した。

 松下さんは午前10時半ごろ放送を聞き、庭先で花に水をやっていたところ、隣の男性(87)の家から「え、キャッシュカード? ちょっと待ってよ」と話す声が聞こえた。もしやと思って会話を聞いていると、通帳の残高などを話し始めた。

 すぐに向かいの大砂さんに声をかけて2人で男性宅に上がりこみ、「それ、詐欺やで」と声を掛けた。大砂さんが電話を替わると、相手の男は落ち着いた声で「日本銀行協会の者」と名乗り、「男性名義のキャッシュカードが名古屋で使われている」などと話したが、つじつまの合わないことも多く宍粟署に通報した。

 普段から近所づきあいが良かったといい、松下さんは「(男性は)人柄が良くて疑わない性格なので、だまされていると思った」と振り返り、大砂さんは「いい人をだまそうなんて許せない」と憤っていた。

 同署の重内慶太署長は「こんな詐欺の防ぎ方は都会にはない。近所と市と警察が力を合わせた成果」と評価した。(古根川淳也)

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