西播

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田に溝を切りながら、専用の播種機で種もみを落としていくトラクター=たつの市揖保川町金剛山
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田に溝を切りながら、専用の播種機で種もみを落としていくトラクター=たつの市揖保川町金剛山

 兵庫県たつの市の農業法人「たつのアグリ」は、水を張る前の田に溝を切り、直接種もみをまく乾田直播栽培の導入を決め、同市揖保川町金剛山地区の2ヘクタールでこのほど、播種作業を行った。農作業の省力化、低コスト化に向けて中部、北陸地方を中心に普及が進む栽培技術。県内では豊岡、加西市などで導入され、西播磨では初めて。

 育苗や田植えの手間を省く直播栽培には「乾田直播」と、水を張った田にまく「湛水直播」がある。同地区全戸出資の同法人は、2013年の設立時から省力化の一環で産業用無人ヘリコプターを使った湛水直播栽培を試行。今季も水田面積22ヘクタールのうち4ヘクタールで無人ヘリによる直播きを行う。

 他方、さらなる労力の軽減や収量増を目指し、今回の「V溝不耕起乾田直播技術」に着目。関係者によると、通常の水稲栽培に比べて10アール当たりのコストが57%削減でき、収量は30~60キロ増を見込めるという。

 この日は同法人スタッフが専用の播種機を取り付けたトラクターを操作。通常30センチの条間を20センチに狭めて溝を切り、もみと顆粒状の肥料を落としていった。今後は適宜、除草剤をまけば順調に生育するという。

 同法人の岸野昇代表(78)は「作業時期も分散でき、将来はこの方式が主流になるだろう。新たな挑戦で最適なモデルを確立したい」と話す。(松本茂祥)

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