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カキのバーベキュー施設を併設した相生市立水産物市場=相生市相生6
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相生市が違法建築物を記載せず県に提出した図面
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相生市が違法建築物を記載せず県に提出した図面

 兵庫県相生市立水産物市場の指定管理者が、敷地外に無許可でプレハブ倉庫などを増築してバーベキューコーナーを営業し、昨年11月に県の指導で撤去させられていたことが分かった。相生市は違法状態を把握しながら運営を委託し続け、底地を所有する県に事実と異なる書類を提出していた。市は指定管理者に口頭の指導しかせず、指定管理者を審査する委員会でも実態を説明していなかった。

 同市場は2006年、県が整備した相生港埋め立て地を同市が借りて、魚類の販売施設を建設。鮮魚店「魚稚」など3事業者で構成する指定管理者が07年に営業を始めた。その後、魚稚のみが指定管理者となり、魚の直売の他、殻付きカキのバーベキューを始めた。

 11~17年にプレハブ倉庫、バーベキューコーナー、カキ加工場の計5棟を建設したが、県の港湾施設管理条例に基づく許可を受けていなかった。建築基準法に基づく建築確認も受けておらず、市が県から借り受けた敷地の境界を越えて建てられていた。

 市農林水産課によると、同課は14年には違法な増築を把握していた。同年、指定管理者の選定委員会は再び魚稚を選定。市は「委員の質問もなく、違法となっている状態は説明しなかったと思う」とする。

 16年、市は県に用地の使用許可更新を申請したが、添付した図面には、無許可で増築した施設が記載されていなかった。公文書偽造の疑いも指摘されるが、市は「指定管理者から設置するという意思表示がなかったので図面が作製できなかった」と説明する。

 再三の指導にも改善はなく、市は18年1月、県に違法状態を報告した。建物は撤去されたが、魚稚は指定管理者から外れることはなく、11月末には県が使用許可用地を拡大し、バーベキューの食事スペースなどが移転された。

 魚稚の八木清社長は「違法と認識していたが、市が建設した販売施設だけでは客が集まらない。相生のカキを食べたいという要望に応えて、無許可と認識しながら増築に踏み切った」と認める。同市建設農林部の斉藤誠部長は「建物の違反は建て替えも終わり整理がついている」と話している。(敏蔭潤子)

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