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赤穂城跡大手隅櫓を試験点灯した実行委のメンバーら=赤穂市上仮屋
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赤穂城跡大手隅櫓を試験点灯した実行委のメンバーら=赤穂市上仮屋

 ダウン症の子どもの笑顔を見てほしい-。兵庫県赤穂市内のダウン症児の保護者らが「世界ダウン症の日」の3月21日、同市の加里屋まちづくり会館で啓発イベント「Smile21あこう」を初めて開く。夜には赤穂城跡大手隅櫓を赤と青色で照らし出す。閉じこもりがちだった母親たちがつながり合い、生まれてきた子どもや周りの支援への感謝を伝えたいという。

 実行委員会代表で看護師の川畠ルミさん(41)=同市=は長女(4)を出産後、医師から、ダウン症だと告げられた。周りの景色が灰色にしか見えず、外へ出る機会が減ったという。

 そんな中、赤穂高校時代に同級生だった寺下泉さん(41)=同市=の長男(14)もダウン症だと知って相談に乗ってもらった。寺下さんの長男は3歳の時から、ダウン症児らを対象にした姫路のダンススクールに通っていた。体を動かして自分を表現し、ダンスが得意になっていた。

 川畠さんは「人とつながるうち、ダウン症の子どもは笑顔を届けてくれる天使のような存在だと知った」と振り返る。「ダウン症の人や家族が悩みを抱え込まず、共に暮らす社会を」と、他の知人らの後押しも得て今年1月、グループを発足させた。「ダウン症という障害があっても地域で輝いて生きていく」をテーマに活動する。

 当日は午後3時からダウン症児や保護者らの写真作品展とフリーマーケット。同4時から有志のライブ演奏。同5時半から寺下さんの長男が出演する。友人も駆け付け、最後は流行曲「U.S.A.」を全員で踊る。赤穂城跡まで歩き、午後6~9時、大手隅櫓を照らす。

 川畠さんは「ダウン症の子どもが生まれ、どうすれば良いか分からずに困っている人がいれば、力になりたい」と話す。入場無料。(坂本 勝)

【世界ダウン症の日】ダウン症の人の多くに21番目の染色体が3本あることから国連が3月21日を国際デーに制定。ダウン症は染色体の突然変異で病気ではなく、どの国でも800~千人に1人の割合で生まれることなどを啓発する。

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