三田

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江戸時代の「肥後国海中の怪」に描かれたアマビエの姿(京都大学付属図書館所蔵)
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江戸時代の「肥後国海中の怪」に描かれたアマビエの姿(京都大学付属図書館所蔵)
三田天満神社で配布している絵札
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三田天満神社で配布している絵札
カラフルな和菓子のアマビエ=西村清月堂
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カラフルな和菓子のアマビエ=西村清月堂
ガラス工芸のアマビエはくりくりした目が特徴=市ガラス工芸館
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ガラス工芸のアマビエはくりくりした目が特徴=市ガラス工芸館
ピンク色の髪の毛に丸い体が目を引くアマビエ=市消防本部
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ピンク色の髪の毛に丸い体が目を引くアマビエ=市消防本部

 祈りよ届け-。新型コロナウイルスの感染拡大で衆目を集めている疫病よけの妖怪「アマビエ」が、兵庫県三田市内でも続々と姿、形を変えて誕生している。時に端正に、時にかわいらしく、市民らがお札や立て看板に描いたり、和菓子やガラス細工にしたりして願いを込める。「一刻も早くコロナ禍が収まりますように」。皆さんも作ってみませんか?(門田晋一、喜田美咲)

 アマビエは江戸後期に肥後国(現在の熊本県)の海岸に現れたとされる半人半魚の妖怪。疫病が流行したら「自分の姿を描いて人々に見せよ」と告げて姿を消したと伝わる。京都大学付属図書館が所蔵する当時の瓦版には、ひし形の目や耳、くちばしのような口が描かれている。

 全身はうろこで覆われ、髪の毛は地面に届くくらいに長い。脚のような、尾びれのような部分は3本に分かれていることが基本形のようだ。

 三田天満神社(天神3)が無料で配っているお札は正統派。生田真宮司(58)の長女(23)が描いたという。5月1日から500枚限定で配り始めると、人気が出て2千枚に増産した。遠いところでは横浜市の人から注文を受けて送ったこともあるそうだ。

 癒やし系も次々に現れている。老舗和菓子店「西村清月堂」(三輪2)が手掛けた和菓子のアマビエは、目がぱっちりとして頬はほんのりピンク色。垂れ下がった髪は若緑で涼しげだ。

 白あんに砂糖やもち米、ヤマノイモを練り合わせて作り、食べてしまうのがもったいないくらいかわいい。残念ながら手が掛かりすぎるため、商品化の予定はなし。コロナ禍の収束を願って虹の模様をあしらった上用まんじゅう「希望」(1個240円)を考案する中で試作したという。

 市ガラス工芸館(香下)でも、講師らがアマビエを置物やキーホルダーなど多彩な工芸品に仕立てた。ペンギンもどきだったり、木の妖精のようだったり。色とりどりのうろこや小さなくちばしが、光を浴びてきらきらと輝く。

 着色したガラスを溶かして作る工程と共にインスタグラムにアップすると、普段の倍以上の「いいね!」が届いたという。キーホルダーは今後、販売する。

 市消防本部も車両格納庫脇にかわいらしい看板を設置。まん丸の体に、ピンクの髪をヘアゴムで結んだ姿を、かつて漫画家志望だった現役の救急隊員が描いた。疫病退散へ、強くてつぶらな瞳が市民を見守る。

 形はいろいろでも、事態収束を願う思いは一つ。

●アマビエ写真を募集  

 読者の皆さんが描いたり作ったりした妖怪「アマビエ」の写真を募集します。こだわったポイントも短く書いてお寄せください。住所、氏名(紙面匿名は可能)、年齢、職業、電話番号を明記して神戸新聞北摂総局まで。メールや郵送でお願いします。

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