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 兵庫県三田市消防本部が今年4月に救急出動した件数が264件と前年同期比で82件も減り、この5年の4月分で最も少なかったことが同本部のまとめで分かった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請でけがや事故が減り、さらに医療機関への負担を気遣ったり、感染症を恐れて救急車の利用を控えたりする傾向になったのが要因とみている。(門田晋一)

 同本部によると、救急出動の年間件数は毎年増えており、4月だけを見ても16年の325件から19年は346件と増加傾向にある。17年4月は一時的に減ったが理由は分からないという。

 今年4月の救急出動件数は、急病が175件(昨年206件)▽一般負傷41件(53件)▽転院搬送24件(45件)▽交通事故14件(25件)▽加害4件(2件)▽自損行為4件(2件)▽その他2件(2件)-となった。前年にあった運動競技中の負傷(8件)や労働災害(1件)、火災に伴う負傷(2件)はいずれもゼロになった。

 減少した理由として、4月に入り、新型コロナが急速に拡大したことが挙げられるという。県内外で病院の医師や看護師らも感染する事例が相次ぎ、病床の利用数が増えて医療崩壊の危険性が拡大。国の緊急事態宣言で在宅勤務が推奨されるなどして家で過ごす人が増えた。

 一方で、出動件数のうち、陽性と判明した患者や、「感染が疑われる事例」への出動は、4月に33件、5月19日正午までに40件に上っている。通常であれば救急車での搬送が不要な風邪症状でも出動するケースも増えている。

 消防本部では現在、発熱や心肺停止の人は全て新型コロナに感染している可能性があるとみて対応している。救急隊員は飛沫(ひまつ)対策として医療用マスクやゴーグルを着けて出動し、病院への搬送を終えると、救急車内を消毒用のアルコールで拭き、オゾン発生装置で殺菌する。また、隊員は戻るたびに滅菌室に入り、シャワーを浴びるなど徹底している。担当者は「隊員のストレスは大きくなっていると思う」と明かす。

 ただ、そうした感染対策は、消防業務に支障をきたさないための措置と説明。「一刻一秒を争うケースもある。必要な場合は迷わずに119番をしてほしい」と呼びかけている。

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