三田

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麦わらストロー。自然の産物のため穴の大きさはそれぞれ=キーラーゴ
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麦わらストロー。自然の産物のため穴の大きさはそれぞれ=キーラーゴ
麦わらで作ったヒンメリを持つ福島淳子さん=キーラーゴ
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麦わらで作ったヒンメリを持つ福島淳子さん=キーラーゴ
米国ハワイの海岸に打ち上げられたさまざまなプラスチックごみ(米海洋大気局提供)
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米国ハワイの海岸に打ち上げられたさまざまなプラスチックごみ(米海洋大気局提供)

 プラスチックごみによる海洋汚染が問題となる中、環境に優しい代替品が注目されている。ストローもその一つ。麦わらで作るフィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」を手掛ける作家、福島淳子さん(49)=兵庫県三田市=は、エコ活動として麦の根元を使った「麦わらストロー」を作り、展示会のカフェなどで利用してもらい普及活動に取り組む。(山脇未菜美)

 麦わらは英語で「straw(ストロー)」。中の空洞を生かし、飲み物を飲むときに使っていた。日本では明治時代から太平洋戦争直後まで麦わらストローが生産されたとされる。

 2011年に病気を患い、「家族のお守りになるように」とヒンメリを作り始めた福島さん。5年前から自宅近くの畑で麦を育てるまでに熱中している。

 昨年夏、陸から海洋に流出したプラスチックごみのニュースを知った。ウミガメの鼻に詰まったストローを取り出す痛々しい映像が印象に残った。世界的にプラスチック製品の使用を控える動きもあるといい、ストローがないと飲み物が飲めない高齢者や子どもの存在が気になった。何かできないかと調べ、麦わらストローを作り始めた。

 作り方は、麦の根元の太い部分をストローと同じ長さに切るだけ。今年1月には同市中町のカフェ「キーラーゴ」でヒンメリの作品を展示する際、アイスコーヒーやアイスティーに添えて提供した。店長の山本美夏さん(54)は「違和感がないと聞きました。特に、色合いがおしゃれで女性に人気だった」と振り返る。

 使い捨てプラスチック製品を巡っては16年のダボス会議で少なくとも年間800万トンのプラスチックが海に流出していると推計され、「2050年までに海中のプラスチックが世界中の魚の量を超えてしまう」と発表。欧州連合(EU)が21年までに使い捨てのプラスチック製食器や発泡スチロール容器の一部使用を禁止した。

 日本でも損保ジャパン日本興亜本社の食堂や、コーヒーチェーン大手「スターバックスコーヒージャパン」がストローを紙製に変えるなど、切り替えが進む。福島さんは「何げなく使うストローだけど、素材によって環境負荷が変わることを知ってもらいたい」と話す。

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■虫籠、遊び道具、ストロー 麦わら使い道さまざま

 先日、神戸新聞の「発言」欄で、稲美町の高瀬鈴子さん(83)が麦わらの思い出を寄せていました。長く親しまれ、いろんな使い方をしていたようです。改めて聞きました。

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 尼崎市出身で、小学2年生の時に母の実家がある島根県邑南町に縁故疎開したの。出羽川というきれいな川があって、夏にホタルがたくさん飛んできれいでね。近くの畑で麦を育てていて、ホタルを入れる籠をよく編みました。

 籠は穂先から一節目の手前まで使ってね。次の節まで20センチほどある部分は切ってシャボン玉をして遊びました。両端の節でほこりも入らないから、使う時に切ればストローにもなりました。お湯に浸けてみたけど大丈夫。

 麦わらも生まれて育ったからか、つやつやとして強いですね。昔の人の知恵はすごいです。

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