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 新型コロナウイルスの感染確認数が、兵庫県の阪神地域で急増している。介護施設や認定こども園でクラスター(感染者集団)とみられる状況が発生した影響で、12日までの時点で三田市も含めて21人の感染者が確認された。さらなる感染拡大へ不安も募るが、兵庫医科大学(西宮市武庫川町)の竹末芳生主任教授(64)=感染制御学=は「拡大期に入ったところ。今からどうなるかの境目にある。今のところ、より悪いまん延期ではない」と冷静な対応を呼び掛ける。沈静化への見極め時期は「3月末」とした。

 三田市を含む7市1町で、2月に感染確認はなかったが、3月1日に西宮市の40代男性が県内初確認され、5日後の6日に川西市など3人が判明。節目は7日で、伊丹市の介護施設「グリーンアルス伊丹」を利用する80代女性が確認され、それ以降は同施設関係者が10人以上になった。さらに神戸市東灘区の認定こども園「聖ニコラス天使園」の関係者も複数加わった。

 竹末主任教授は、クラスター発生を理由に「感染者がある程度増えるのは仕方がない」とする。拡大のスピードは他国と比べて日本は抑えられているといい「国民性で、みんな感染しないようルールを守ったり、手指衛生に気を付けたりしていることが関係しているかもしれない」と話す。

 重要なのは、2次的、3次的な感染をどう防ぐか。「まん延するとクラスターどころでない。今は感染ルートを追えるが、まん延期はそれもできなくなる」と指摘。市民一人一人の取り組みと、医療体制の整備が重要とする。阪神南圏域(尼崎、西宮、芦屋市)では、感染が疑われる患者の殺到で感染症指定医療機関がパンクしないよう、別の病院が未確定患者への対応を担うなど、役割分担の体制構築を進めているという。

 この状況はいつまで続くのか。「それは誰にも分からない」と竹末主任教授。政府が休校など活動の自粛を求めて2週間余り。「効果の有無の評価はこれから。潜伏期なども考えると、今月いっぱいで、ある程度の方向性が見えてこないと困る」とした。(伊丹昭史、大盛周平)

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