三田

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 兵庫県三田市は7月から、小中学生の医療費助成について、所得の高い家庭の自己負担額を引き上げる。負担増を決めた2017年9月の市議会では「社会情勢などを十分に検証して実施する」との注文が付いた。新型コロナウイルス感染症の拡大で市民生活や地域経済への影響が懸念される中、現時点では予定通り引き上げる方針だ。

 市内の小中学生が通院時に窓口で支払う額は、18年7月に従来の完全無料から定額制になり、1医療機関当たり月2回は1回400円となっている。3回目以降は従来通り無料。

 市は今年7月から、高所得世帯を対象に、1回800円(月2回、3回目以降無料)に倍増させる。負担が増えるのは、世帯年収がおおむね800万円以上の家庭で、対象の子どもは全体の約2割という。実際に支払いのあった小中学生約8900人のうちでは、約2800人が該当する。

 医療費の自己負担を引き下げる同市の子ども医療費助成制度では、総額で年間約4億円が助成されている。今回の制度変更で、このうち約1300万円の市負担減少が見込まれる。

 市は子育て世代を呼び込むため、15年に中学生以下の医療費負担を無料にした。ただ、財政状況の悪化などから3年後に方針を転換。18年度(18年7月~19年6月)は、有料になった小中学生の助成額が前年度比20%以上減る一方、無料のままの未就学児は3%減だった。

 子育て世代の評価は分かれる。ウッディタウンに住む40代の母親は「医療費がタダといっても元は税金。負担増は仕方ない」と受け入れる。一方、西宮市から移り住んだ30代の母親は「3年で撤回というのは早すぎる」と不満げだ。

 市国保医療課によると、宝塚、西宮、尼崎など阪神間の自治体では、年収がおおむね800万円以上の世帯について、小中学生向けの医療費助成制度はない。三田市の1回800円(月2回、3回目以降無料)の負担は、神戸市の1回400円(同)に次ぐ水準の助成額だという。(高見雄樹)

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