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インターネットで見られる「三田の民話」の紙芝居
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インターネットで見られる「三田の民話」の紙芝居
民話の音声録音を担当した「音訳ボランティア ともしび」のメンバーたち=三田市立図書館
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民話の音声録音を担当した「音訳ボランティア ともしび」のメンバーたち=三田市立図書館

 インターネットで書籍を見られる三田市立図書館(兵庫県三田市南が丘2)の「電子図書館」が、市内各地の民話を集めた「三田の民話100選」の朗読を公開している。地元の朗読ボランティアが協力し、方言を聞きやすくして読むなど音声を楽しめる仕組みにした。このうち6作品は紙芝居の動画もあり、複数人が劇のように展開して子どもも親しみやすい内容となった。全国どこでも誰でも無料で閲覧できる。(山脇未菜美)

 2014年8月に電子図書館を導入した同館。「三田の民話100選」の電子書籍化は、民話の普及に取り組む「さんだガイド塾」の平井重次さん(80)=同市=が提案し、音声化は市民団体「音訳ボランティアともしび」が担当した。

 ともしびは、市の広報紙などを朗読して録音したCDを作り、視覚障害者32人の自宅に無料で郵送している。現在は約20人が所属し、市総合福祉保健センター(川除)の録音室で週1回、活動する。

 民話100選は既に86作品を電子書籍化し、うち66作品で音声版が完成した。「歴史の詰まった作品を音訳するのは怖い感じがあったけど、地域を知ることができるのも面白かった」と振り返るのは、メンバーの斉藤秋子さん(83)=同市。ただ朗読するだけでは深みが出ないため、割り当てられた民話の地域を学び、方言のイントネーションを意識しながら約1年半かけて吹き込んだ。

 一方、紙芝居は登場人物に合わせて、複数人で巧みに声をつないでいくのが魅力の一つ。雷よけのまじない「くわばらくわばら」のルーツを紹介する欣勝寺(桑原)の民話では、子鬼役の秋元由美子さん(56)=同市=の愛らしい声が光る。雷を落とす「どんどんどどどん どんどこどん」と元気よく唱えたかと思えば、寺の和尚さまに井戸の中に閉じ込められて大泣きするなど、1人でも声色がころころと変わる。

 19日には同館で電子図書館を紹介する講座があり、さんだガイド塾の平井さんが民話の時代背景を解説した。小柿地区では、戦国時代に感応寺で保管されていたというニワトリの置物にまつわる「竜神池の金の鶏」を取り上げ、物語の中に若者がまき売りに励むシーンを「当時、猪名川の銀山で採掘する際にまきが必要だった。まきは三田から供給していた可能性がある」と指摘。「民話から三田の昔の姿が見える」と“大人”の楽しみ方も伝えた。同館TEL079・562・7300

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