三田

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市がコレクションとして購入したワイングラス=三田市香下
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市がコレクションとして購入したワイングラス=三田市香下
ガラス工芸館内の所蔵品展示コーナー=三田市香下
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ガラス工芸館内の所蔵品展示コーナー=三田市香下
マリリンモンローの脚をかたどったグラス=三田市香下
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マリリンモンローの脚をかたどったグラス=三田市香下

 兵庫県三田市ガラス工芸館(同市香下)が所蔵するワイングラスなどの工芸品について、市はインターネット公売で売却することを決めた。11月にテスト販売したところ、売却額は購入額の1・5倍に。「聖域のない行財政改革」を進める市は売却益を上積みしたい考えだが、せっかく収集した工芸品を売ることには疑問の声も上がる。

 同館は1993年、ガラス工芸の技法を体験できる施設として開館。市文化スポーツ課によると、当初は市が直接運営しており、講師陣の層も薄かった。そのため、開館翌年から「お手本」として、ガラス工芸品の購入を始めたという。

 日本のほかドイツやイタリアの作家が80年代以降に制作したものが多いが、中には1800年代の欧州製もある。総数は約100点に上り、1階ロビーの専用コーナーで、ケースに入れて展示、保管されている。

 市は2014年に指定管理者制度を導入し、現在は工芸の専門家らでつくるNPO法人「グラスクラフト協会」が運営する。講師陣の作品展示コーナーも別にでき、市文化スポーツ課は集めた工芸品の「お手本」としての役割は終わったと判断し、売却を決めた。

 11月25日~12月2日、ヤフーの入札サイト「官公庁オークション」に5点を出品した。購入価格が1万7千円だった竹内洪氏の「ぶどうグラス」や、同1万2千円だったドイツ製「フルートグラス」2本セットなどで、総額は4万6千円。これを予定価格とした。

 結果、ぶどう-は2万4800円、フルート-は1万8800円で落札された。総額は6万8100円となり、2万2100円の売却益が出た。同課は「美術品としての価値はよく分からない。少しでも財政再建に貢献できれば」とする。

 一方、残りをすべて売っても売却益は多くて数十万円程度となる見込み。「市の財政再建は分かるが、せっかく収集した市民の財産だけに、もったいない気もする」という市民もいた。(高見雄樹)

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