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修復作業が終了した釈迦十六善神像=青原寺
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修復作業が終了した釈迦十六善神像=青原寺

 500年以上の歴史がある曹洞宗の古刹・青原寺(兵庫県三田市大原)に残る室町時代の仏画で、市の指定文化財「釈迦十六善神像」がこのほど、約1年がかりの修復作業を終えて当時の姿を取り戻した。釈迦三尊を中心とする計21体の仏神や僧の姿が絹地に浮かび上がり、住職は「多くの人々が心のよりどころにしてきた仏画を次代に受け継ぎたい」と話す。

 仏画は約700年前に東福寺(京都市)の画僧だった兆殿司が手掛けたとされる。絵は釈迦三尊の両脇に、知恵を表す「文殊菩薩」と慈悲を表す「普賢菩薩」を描き、下の方に剣ややりを持った守護神や三蔵法師18体を左右対称に並べる。

 同寺によると、仏画は正月法要などで年に数回公開してきたが、最後の修理から約200年が過ぎて劣化が進み、近年は一部が剥がれたり、しわが目立ったりしていた。

 昨年5月、文化財の修復を請け負う企業「文化財保存」(奈良市)に依頼して絹地の汚れをろ過水でクリーニングし、絵が欠けたり、生地がほつれたりした部分には新しい絹糸を織り込むなどした。修復には約220万円かかり、半分は市の補助金を活用し、残りは檀家から寄付を募って今年3月下旬に完了した。

 同寺の篠原基成住職(47)は「修復が終わってほっとした。仏画を守り続けたい」と笑顔を見せた。17日は午前10時から完成祈とう法要を執り行う。(門田晋一)

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