三田

  • 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT
千歳飴の袋詰めをする巫女。近年は若者が減り、巫女の確保も一苦労という=三輪神社
拡大
千歳飴の袋詰めをする巫女。近年は若者が減り、巫女の確保も一苦労という=三輪神社
子どもの写真を撮る安平正明さん=三田天満神社
拡大
子どもの写真を撮る安平正明さん=三田天満神社

 15日は七五三の日。子どもの記念撮影を楽しみにする保護者が増える中、兵庫県三田市内の二大神社で衣装への対応が分かれている。三輪神社(三輪3)は「着飾らなくても普段着で大丈夫」と参拝客に呼び掛ける一方、三田天満神社(天神3)は特設スタジオを設けて貸衣装もそろえる。思惑を聞くと、それぞれに子どもたちへの優しい思いが込められていた。(山脇未菜美、門田晋一)

 「できるだけ子どもへの配慮をお願いします」。三輪神社は、祈とうの申し込みがあった保護者には必ずそう伝えているという。

 背景には、記念写真を重視する保護者の増加にある。菓子メーカー「不二家」が2017年に母親ら200人を対象にしたアンケートでは、78%が七五三祝いで子どもに衣装を着せたと回答。うち64%が「貸衣装などの専門店や写真スタジオでレンタルした」としており、近年は着飾って参詣する親子も目立つ。

 「子どもが周りの服装を見て負い目を感じてほしくない」と同神社。誰もが喜ぶ行事になるのが望ましいとし、子どもに千歳飴やお守りを詰めた袋を渡す際も、うらやましがるきょうだいへのプレゼント用に風船や縄跳びを用意している。

 氏子総代の生田敏雄さんは「着物や袴でなくても大丈夫。気負わずに伝統を知ってもらいたい」と話す。

 片や、三田天満神社では、地元の写真館が社務所に特設スタジオを設け、衣装店がレンタル用に着物や袴を用意。日本の伝統衣装に触れてほしい、との願いがあるという。

 写真館によると、予約が混み合う大手チェーン店では事前に「前撮り」を済ませ、当日は着付けだけになりがち。神社に着く頃には着崩れする子も多く、当日に着て撮影、参詣をセットで楽しめるようにした。

 境内には“名物カメラマン”もいる。氏子総代長を務めた安平正明さん(78)は撮影ボランティアを務め、おもちゃも使ってベストショットを連発。神社には「おじちゃんがいる時にお参りしたい」と指名も入るという。「子どもの笑顔は宝物。保護者が喜んでくれるならいつまでも続ける」とほほえむ。

 七五三は子どもの死亡率が高かった時代、節目の年齢まで成長できたことに感謝する神事だった。江戸期に徳川綱吉が長男徳松の「袴着の儀」を鬼宿日で縁起のいい11月15日にしたことが「15日祝い」の由来として有力という。ただ近年は日程をずらす家族も多く、三田の神社も11月は毎週末、参拝客であふれている。

 三輪神社TELTEL079・562・4726。三田天満神社TEL079・562・2647

三田の最新
もっと見る

天気(12月11日)

  • 15℃
  • 7℃
  • 10%

  • 18℃
  • 2℃
  • 20%

  • 16℃
  • 6℃
  • 10%

  • 16℃
  • 3℃
  • 0%

お知らせ