三田

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市外からの119番をワンタッチで他市の消防につなげる端末=三田市消防本部
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市外からの119番をワンタッチで他市の消防につなげる端末=三田市消防本部
三田と神戸の市境にある基地局。電波を拾いやすい?=神戸市北区長尾町
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三田と神戸の市境にある基地局。電波を拾いやすい?=神戸市北区長尾町
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 内陸地で六つもの市町に囲まれる兵庫県三田市の地図を見ていて、ふと思った。それぞれの市境付近で火災や事故があった時、携帯電話で119番したら、ちゃんと管内の消防にかかるのだろうか。市消防本部に聞くと、2018年は市外からの受信が49件もあったという。さらには、30キロ以上離れた大阪府の自治体からもかかっていた。9日は「119番の日」。電波は時々、的を外れるが、実はこれに備える連携体制も整備されていた。(門田晋一)

 ピリピリピリ! 今年4月、三田市消防本部指令室に、携帯電話から林野火災の119番が入った。「住所を教えてください」。隊員が聞くと「(三木市の)吉川町です」との答え。

 隊員はすぐさま三木市消防本部に引き継ぐため、タッチパネルにあるボタン「三木」を一押し。通報はワンタッチで転送できるという。その後は三田市消防の隊員も駆け付け、タッグを組んだ活動で火は約1時間半後に消し止められた。

 「境界付近では災害規模に応じて、互いの消防が協力しあうという協定を結んでいるんです」と三田の担当者。通報者自身がどこにいるか分からない場合は、携帯の「位置情報」を有効にすると直径数メートルまで居場所を絞り込めるという。

 同本部によると、18年中に携帯で受け付けた119番は2828件で、うち1・7%が他市からの発信だった。転送した県内の消防本部は神戸市が16件と最も多く、三木、丹波篠山市が各8件▽西宮市7件▽宝塚市4件▽北はりま(西脇、加東、加西市と多可町)1件と続く。さらに県外についても大阪府高槻市や大阪市をはじめ計4自治体の消防に1件ずつつないでいた。

 三田市消防は1999年、猪名川町と丹波地域の各消防と協力し、携帯の通報を広域で受けるようにした。2005年には市内からの通報受信体制を整備。ただし携帯各社の基地局の位置や電波状況によっては、市内での通報も他市町にかかる可能性があるとする。

 それにしても、高槻市や大阪市という遠方から三田に誤ってかかるとはどういうことか。総務省消防庁はこう説明する。「自治体の基地局が山上など障害物が少ない場所にある場合、遠くの電波を拾うことがある。対策は進めているんですが…」

 三田市消防は「どこから来ても、必ず管轄の消防につなぐ備えはしています」としている。

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