三田

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 無効投票は2094票に上った。兵庫県三田市長選では過去最多、前回の3倍弱だ。全投票者の4%が「3人の誰でもない」ことを意思表示するため、投票所に向かった。開票所では、候補者名の欄に「なし」と書いた票や白票が目立った。

 森氏は3月、いち早く再選を目指して名乗りを上げ、組織を固めて盤石の戦いを進めたかに見える。だが元共産党市議の長谷川氏、告示日直前に立候補表明した中川氏の得票を合わせると2万を超えた。

 「おごりがあった」「説明不足だった」。個人演説会や街頭で1期目の反省を何度となく口にした森氏。批判票の重みは誰よりも分かっているはずだ。

 子ども医療費の負担増や市職員の給与カットなど、行政関係者が「普通は1期目から取り組まない」という不人気施策に、森氏はあえて取り組んだ。“貯金”を取り崩す一方だった市財政に歯止めを掛けたことは評価される。ただ、施策の変更に際して、丁寧な説明を求める声は常にあった。

 4年前、市民は森氏に、豊富な経験に基づく着実な市政運営を期待した。候補者名のない投票用紙に、市民の「声なき声」は聞こえたはずだ。(高見雄樹)

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