三田

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 兵庫県三田市は市外の人々からどんなイメージで見られているか。神戸新聞北摂総局がインターネットでアンケートしたところ、有効回答となる382人の4割が、三田の最も魅力的な点に「自然の豊かさ」を、続く3割近い人が「大阪、神戸阪神間へのアクセスの良さ」を選んだ。ただ、「三田に行ってみたい」の度合いを5段階評価で尋ねると「1(思わない)」「2(あまり思わない)」とした人が合わせて4割に迫り、市域にブランド力が不足している傾向もうかがえた。

 回答は6月28日から1週間、読者らでつくる「ミントクラブ」のネットアンケートを通じて集約。約400人が答えたが、市内在住の人の回答は無効とした。

 民間調査会社が自治体データを集計した2019年の「住みよさランキング」で三田は県内1位、全国96位と上位にいながら、5段階で住みやすさの評価イメージを聞くと「4」「5」は計4割に満たなかった。

 三田は1987年から10年連続で人口増加率が日本一となり、今も高齢化率は県内で2番目に低い「若いまち」だ。しかし今後は急速な高齢化が見込まれる。神戸在住の県関係者は「住みよさのイメージには、もっと魅力を外に発信すべきではないか」と話した。

 子どもの教育環境では市民意識との乖離も。学力テストの平均点は阪神間で最も高く、三田青年会議所が今年行った市民アンケートで「4(やや満足)」「5(満足)」は計約4割に上ったが、市外の人に聞くと「4」と「5」を合わせても3割に届かなかった。

 子育て環境についても「4」と「5」は計約3割にとどまった。小学校の統合問題が象徴するように子どもの人口は今後も減少傾向が続く見込み。昨年には市が厳しい財政事情を踏まえて、子ども医療費で中学生以下を対象としていた外来受診の無料化を見直した。

 治安には半数以上の人が「4」か「5」を選び、おおむね高評価だった。人口千人当たりの刑法犯認知件数は18年が4件で、新温泉、上郡、猪名川3町の各3件に続いて県内で2番目に低くくなっている。

【旧五国】見えにくい境界 正答33%

 三田市が旧五国のどれに当たるかという問題の正解は、神戸・阪神間を含む「摂津」。だが、答えられた人は33%で「分からない」が40%に上った。間違えた人の回答は「丹波」が20%、「播磨」が5%、「但馬」が2%だった。

 三田市が戦後に誕生するまで属していたのは摂津国有馬郡で、六甲山頂から北側の一帯だった。が、北は丹波、西は播磨と接していて、大きな山や川で区切られていないため、その境界は見えにくい。

 戦国期に明智光秀が丹波攻めした際には、市域北部の寺院も焼き打ちにされたとの伝承がある。平成に入ってからも、播州地域の吉川町(現三木市吉川町)との合併が議論されたこともあった。今もタウンページで三田市域の情報は丹波版に掲載されている。

 回答者の在住地別に見ると、神戸・阪神間に住む人の35%は正しく回答できたが、21%は「丹波」、5%は「播磨」としており、認知度の低さが目立った。一方で、三田に隣接する丹波の人々は67%が摂津と答え、三田を丹波と間違えた人はいなかった。

【観光スポット】永沢寺一帯 一定の知名度

 観光スポットについて、思い浮かぶ場所の数を尋ねると、「なし」と「1カ所」を選んだ人が合わせて半数に上った。

 最も行ってみたい場所では神戸市北区の「神戸三田プレミアム・アウトレット」が7項目で最多の43%。中国自動車道の「神戸三田インターチェンジ」に近く、三田駅前から直通バスが走るなど近場の商業施設だが、播磨地方の女性は「三田にはアウトレットしかない」とコメントを寄せるなど、三田にあると誤解している人も多いとみられる。

 2位は県内有数のハナショウブで知られる市北部の永沢寺一帯で22%。県内外で一定の知名度をうかがわせた。3位は名山・有馬富士ふもとの「有馬富士公園」の12%で、丹波在住者の回答に限って見ると3割を占めて最多だった。

 西日本最大級の自然史系博物館「人と自然の博物館」は4位。5位はその他で「パティシエ エス・コヤマ」などの書き込みがあった。兵庫五国の食材を発信するとして昨年6月にオープンした「三田まほろばブレッツァ」は1%と認知度の低さが目立った。

【食べたい食材】三田牛が群を抜きトップ

 食べてみたい食材には63%の人が「三田牛」を選び、6項目で群を抜いた。

 但馬牛の雌牛を中心に、品質の高い肉をあえて神戸ビーフとして流通させず、地域でブランド化した三田牛は近年、アラブ首長国連邦やクウェートなどへの販路も拡大。2017年からは霜降りや肉質のきめ細かさが秀でた肉を最高品質の「廻」と規格付けして大阪などでもPRしている。

 2位には、世界的な賞も獲得している洋菓子職人小山進さんが経営する「パティシエ エス・コヤマ」の看板商品、小山ロールが28%だった。

 一方、特産の「母子茶」と「三田うど」はいずれも3%にとどまった。母子茶は市北部の高地で栽培し、まろやかな味わいが特徴で、製造販売会社「茶香房きらめき」の茶は県品評会で最高の農林水産大臣賞を10回受賞。三田うどは、みずみずしい食感が昭和期に人気を広め、栽培農家はピーク時に100人を超えたが、現在は13人となり担い手不足に陥っている。

 「その他」には「和菓子」「黒枝豆」「しいたけ」などが挙がった。

【回答者の属性】

 アンケートを回答した人が住む地域は、神戸阪神間が最も多く57%で、県外が21%、播磨が17%と続いた。丹波は3%で、但馬、淡路はともに1%だった。

 年齢の内訳は、10代が2%▽20代が22%▽30代が22%▽40代が25%▽50代が17%▽60代が10%▽70歳以上が3%-で性別は男性が56%、女性が44%だった。

 三田に来たことある人は93・2%を占め、来たことがないのは6・8%。アクセス方法について尋ねたところ、「完全に分かる」と「ちょっと分かる」が合わせて90%となった。県外の人もおおむね三田を知って答えてくれたとみられる。

 ※割合の数字は、四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。

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