三田

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道家利幸署長=三田市天神1、三田署
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道家利幸署長=三田市天神1、三田署

 署員をまとめ、口酸っぱく伝える。「自分の身をしっかり守れ」。それは自身の教訓でもあるからだ。

 「喫茶店で刃物男暴れる/客ら5人重軽傷」-。1984(昭和59)年12月28日付の神戸新聞は、兵庫県宝塚市内で起きた傷害事件を社会面で大々的に報じていた。

 宝塚署の警ら係(現・地域課)だった。通報を受けて同僚6人と現場に駆け付けると、男が「殺してやる」と叫んで刃渡り約18センチの小刀を振り回していた。警察官を見ると男は店を飛び出し、近くの建材会社の資材置き場に逃げ込んだ。

 追い込んでも暴れるため「発砲するしかない」と判断。ただ、発砲した弾が跳ねて二次被害を生みかねない。周囲の人々に離れるように声を掛けた次の瞬間、男が刃物を向けて走ってきた。

 なんとかかわし、体をぶつける。「手錠を掛けるまで放さない」ともみあった。他の署員らの応援で取り押さえ、気付くと頭の左側を切られていた。救急搬送され、計18針も縫った。

 「ヘルメットを付けていれば負傷することはなかった」。全国で警察官が負傷、殉職する知らせを聞くたび、耐刃防護服やヘルメットの防護装具の重要性を改めて痛感している。

 「けがをしたらいかん。市民を守れなくなる」

 1960年生まれ。連合赤軍の「あさま山荘事件」をテレビ中継で見て警察官を志した。近畿管区警察局災害対策官、須磨署副署長、県警災害対策課長を経て2019年3月に三田署長に就任。休日には管内把握も兼ねて、ウオーキングで市内を巡る。(門田晋一)

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