三田

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 兵庫県三田市郊外の住民が三田駅前のマンションなどに住み替える「都心回帰」が進んでいる。市内の不動産会社によると、フラワータウンやつつじが丘地区など、1980年代の早い段階で入居が進んだ住宅街で見られ、全域のニュータウンに広がる可能性があるという。市は駅前整備を進める一方で、新たな課題に直面している。

 駅前再開発のCブロックで、地権者らが事業を押し進める決め手になったのが、2017年に完成したBブロックのマンションだった。4年前に販売すると141戸が即日完売し、駅前需要の高さを確信させた。

 不動産会社によると、契約者の7~8割は市内在住者だったという。その一人で、フラワータウンから夫婦で転居してきた男性(79)が振り返った。

 「庭の手入れが大変でしょ。車の運転も難しくなってきたしね」

 転勤してきた三田を気に入り、40代で戸建てを買って子ども2人を育てた。住まいが心配になったのは60代後半という。夫婦2人になると、広い家は掃除もひと苦労。運転免許証の返納も考え、買い物への不安がよぎった時、Bブロックの事業を聞いて思った。

 「今しかない」

    ◇

 市の統計を見ると、05年4月末時点で2万4911人だったフラワータウンの人口は14年後の19年4月末、2万1248人に減った。つつじが丘地区も8504人が6387人に減少。その一方で、三田駅前は2377人が3173人へと1・4倍に増えている。

 市が4年前にまとめた2035年の市内の人口密集度目標によると、三田駅前や神戸電鉄の各駅周辺を拠点に人を呼び込みたいとする一方で、農村部を中心とした多くの市街化調整区域の人口は4分の1程度になると予測する。

 1980年代はニュータウンに計8万8千人の入居を見込んでいた。だが、現在も水準に達さないまま居住者は減少が続く見込みだ。その結果、市は2033年には空き家率が17・5%(13年調査で10・8%)に上る可能性があると推計している。(山脇未菜美)

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