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 三田市民病院(兵庫県三田市)の経営が好転している。2018年度決算で、純損益は前年度の3倍近い1億4千万円の黒字を見込む。黒字額が1億円を超えるのは5年ぶり。救急患者の受け入れを断らない体制を構築し、外来の医業収益が増えたことが黒字化を後押しした。救急車の受け入れ件数は、1995年の開院以来最高を記録。同病院の統合・再編が検討される中、経営状態にも一層の注目が集まりそうだ。(高見雄樹)

 診察や手術による収入から費用を差し引いた純損益は、2年連続で黒字になる見込み。17年度は4870万円の黒字だった。18年度の正式な決算は9月に公表する。

 黒字化の大きな要因は、より診療報酬の高い急性期の患者を多く受け入れようと「断らない救急」を推進したことだ。当直医の専門外の患者が運び込まれても、自宅にいる担当医と連絡を取り合って処置する。

 荒川創一院長が着任した16年度から、取り組みを徹底させた。周辺の消防本部にも出向いて救急隊員に同病院の体制を説明し、搬送を働きかけた。こうした努力が実り、18年度の救急車による患者受け入れ件数は3533件に上った。

 また17年度からは、三田や隣接する神戸市北区、西宮市、三木市などの開業医との連携を深めている。入院が必要と開業医が判断したら、24時間態勢で受け入れられるよう、市民病院内の地域医療連携室の機能を強化した。ベッドの稼働率を高め、医業収益の拡大につながった。

 ただ、市民病院に勤務する医師は66人、ベッド数は300と、規模や人員は限られている。国による診療報酬の大幅引き下げなどがあれば、損益は一気に悪化する可能性がある。

 同病院事務局は「2年連続の黒字を達成できたが、このままのペースで黒字が拡大するとは考えていない。病院を取り巻く経営環境は厳しいままだ」としている。

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