三田

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寒がりのため夏でも毛布の上が定位置のひまりちゃん。鼻の上部はこりこり、横の部分はふにゃふにゃした触り心地=三田市
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寒がりのため夏でも毛布の上が定位置のひまりちゃん。鼻の上部はこりこり、横の部分はふにゃふにゃした触り心地=三田市
おやつのためならお座りもできるぞ!=三田市
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おやつのためならお座りもできるぞ!=三田市
子どもたちの間に寝転んでくつろぐ=三田市
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子どもたちの間に寝転んでくつろぐ=三田市

 日差しが降り注ぐ兵庫県三田市内の小道で、リードにつながれた白と黒の小動物が歩く。服を着せてもらって犬のようだが、鼻の形が何だか違う-。見つけた雑草をむしゃむしゃと食べ、鳴き声は「グハッ」。今、動物愛好家に人気のマイクロブタだ。1歳3カ月の女の子、ひまりちゃん。屋内で暮らし、人間と一緒の布団で寝るという生活をのぞいた。(山脇未菜美)

 昨年6月、ひまりちゃんは2児の母親(33)=三田市=家族の一員になった。子どもの頃に犬やアヒル、ウサギなどを飼っていた女性が、会員制交流サイト(SNS)でマイクロブタを見て「鼻のかわいさにやられた」。神戸市兵庫区のペットカフェ「ハリネズミのお茶室」で購入した。

 ひまりちゃんは普段、家族が仕事や学校に行っているため、家で留守番する。同居人のネズミと過ごし、ほとんどの時間を大好きな毛布にくるまって眠る。トイレの練習を何度もしたため、ペットシートが敷かれた場所でできる。

 室内で飼える点では犬やネコと変わらないが、食事では本能がむき出しだ。冷蔵庫が開く音がすると掛け寄り、よだれを垂らす。ミニブタ用のエサに芋や葉物をまぜたご飯やトマトジュースをやると、瞬く間に平らげる。おやつのクッキーやバナナ欲しさに、お座りやお手、回れなどをマスターした。2キロだった体重は今や10キロに。女性の父親は「ブタはブタやなあ」と苦笑する。

 自由気ままな愛らしい一面も。長男(10)、長女(8)が寝そべってゲームに夢中になっていると、ひまりちゃんはそっと間に入ってまったり。お風呂と散歩は苦手で、無理に体を持ち上げられると低音で「ウォー、ウォー」とうめく。

 ひまりちゃんは数カ月に1度、神戸のカフェに“里帰り”する。でも、ほかのブタとは遊ばず、自分のことは人間だと思っているそう。「制度上は家畜なんですけどね」

■マイクロブタとは? 欧米で小型化、分類は家畜

 神戸市兵庫区のペットカフェ「ハリネズミのお茶室」の角張多紀子店長によると、マイクロブタという動物はおらず、品種は全てブタ。欧米などでペットとして親しまれる中、小さな個体同士を交配させて小型化していった。

 ブタはイノシシを家畜化したもの。本来の体重は50~60キロだったが、食用として育てられ250~300キロに。ミニブタは約50キロ以下、マイクロブタはそれより小型だが大きさに基準はないという。

 ペットとしては、少年漫画「らんま1/2」(1987~96年)に登場する黒ブタ「Pちゃん」などで知られるが、1995年のアメリカ映画「ベイブ」を機に世界中でミニブタが流行した。50キロ以上に巨大化する個体もあって小型化が進められ、マイクロブタが誕生した。

 日本では、全国約30のブリーダーが欧米やベトナム、中国、エジプトなどから輸入して繁殖させている。今年3月に東京に触れ合えるカフェもオープンするなど注目を集めている。

 県畜産課によると、マイクロブタは牛やブタ、馬などの家畜と分類されている。自宅で飼うには家畜伝染病予防法で定められた届け出が必要という。(山脇未菜美)

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