三田

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1989年12月25日付紙面
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1989年12月25日付紙面
【右上】ローソンすずかけ台店の丹羽英夫オーナー、【上中央】お年寄りの詐欺被害を未然に防いで三田署長から感謝状を受け取るコンビニ店員=18年11月、三田署、【上左端】市の各種証明書の交付が始まった市内のコンビニ=17年2月、三輪1、【下左端】少年のたむろ抑止に巡回する中学校教諭ら=04年2月、三田市けやき台、【下中央】強盗訓練するコンビニ店員=10年4月、天神
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【右上】ローソンすずかけ台店の丹羽英夫オーナー、【上中央】お年寄りの詐欺被害を未然に防いで三田署長から感謝状を受け取るコンビニ店員=18年11月、三田署、【上左端】市の各種証明書の交付が始まった市内のコンビニ=17年2月、三輪1、【下左端】少年のたむろ抑止に巡回する中学校教諭ら=04年2月、三田市けやき台、【下中央】強盗訓練するコンビニ店員=10年4月、天神
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■記者が紙面解説<平成元年12月25日の紙面>

 1面は1990年度の国の一般会計予算原案66兆2376億円を伝える。景気拡大による税収増で15年ぶりに赤字国債発行がゼロに。ちなみに一般会計が初の100兆円超えとなった2019年度の赤字国債は25兆7085万円に上る。

 くらし面では89年の国民生活を回顧する記事を展開する。見出しは「広がる不眠の町」。働き過ぎで深夜との境界があいまいになった社会人、始発電車が来るまで遊び続ける若者…。終電時刻が延長されるなど、便利さを求める傾向に拍車が掛かり、夜型生活はどんどん進んだとしている。

 「時間をフルに生かしたことになるのか、時間に生かされただけなのか」という一文が、現代への問い掛けにも感じる。

   ◇   ◇

 NTTが発行する「タウンページ」の三田欄に初めて「コンビニエンスストア」の分類が現れたのは平成元年の1989年6月だった。掲載はわずか3店。その一つ、今はないローソン三田店の店長に出会えた。

 「75年にオープンして全国で25番目、三田では初のコンビニでした」と現在、兵庫県三田すずかけ台店のオーナー丹羽英夫さん(66)が語る。出店当時に年中無休の店は珍しく、有馬温泉の老舗旅館から正月に豆腐を注文されたことも。まだ品ぞろえが少なく、総菜の量り売りが人気だった。

 89年ごろにレジも機械化して今の形が出来上がる。同年12月25日付紙面に大きな広告が載っていた。歌手の世良公則さんや人気バンド「有頂天」などが出演する神戸の年越しコンサート。全国で3千店を超えたローソンがチケット販売に関わり盛況を博したという。

 平成はコンビニが市民生活に溶け込んだ時代だった。丹羽さんが95年に今の店に移って以降、金融機関のATMが導入され、市の各証明書も交付可能になった。一方で少年がたむろし、強盗被害に遭う店も増えて対策にも追われてきた。

 それでも今、当時の少年が立派な親になってあいさつしてくれる。時には夜間、不審者を逃れて駆け込んでくる女性もいる。地域に根を張り、見守り拠点になっているとの自負がある。

 「三田に愛着を持つ人がもっと増えてほしい」。経営を取り巻く環境は変わっても、いつもの客と笑顔で向き合えるのがうれしい。(山脇未菜美)

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