三田

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1989年2月25日付
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1989年2月25日付
【左上】全国育樹祭の式典であいさつされる天皇陛下=2005年10月、県立有馬富士公園【左下】陛下が乗った車を見送る市民=05年10月、福島【右下】池の上に特設されたステージで演奏するジャズバンド=16年9月、有馬富士公園【右上】市民が自然散策を楽しむ「さんだノルディック・ウォーキングフェスタ」=17年3月、同
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【左上】全国育樹祭の式典であいさつされる天皇陛下=2005年10月、県立有馬富士公園【左下】陛下が乗った車を見送る市民=05年10月、福島【右下】池の上に特設されたステージで演奏するジャズバンド=16年9月、有馬富士公園【右上】市民が自然散策を楽しむ「さんだノルディック・ウォーキングフェスタ」=17年3月、同
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■記者が紙面解説<平成元年2月25日の紙面>

 1面では昭和天皇のご逝去に伴う24日の「陵所の儀」を伝えた。ご遺体は武蔵陵墓地(東京)で埋葬され、皇居から墓地に至る沿道で57万人が見送った。

 社会面はご葬儀に参列した世界153カ国の代表らに謝意を表すパーティーが迎賓館で開かれたとの記事。竹下登総理夫妻に米ブッシュ大統領、フィリピン・アキノ大統領ら豪華な顔ぶれに、見出しは「“平成の鹿鳴館”熱気」と付けた。

 1面トップはホノルルからニュージーランドに向かった米ユナイテッド航空811便ジャンボ旅客機の航空事故。飛行中に貨物ドアが開き、ホノルル国際空港に引き返して奇跡的に緊急着陸を果たしたが、投げ出されるなどした9人が死亡、35人が負傷した。

   ◇   ◇

 ピンクや紫、白色のコスモスが彩る田園風景を、ゆっくりと黒色の車が進む。約1万人の市民が沿道で手や旗を振って歓迎した。

 2005年10月、有馬富士公園であった「第29回全国育樹祭」。森林を手入れして育てる機運を全国に高めようと、兵庫県三田に来られた天皇陛下(当時は皇太子さま)が壇上で語られた。

 「緑を守り育ててきた技術や文化を次の世代に引き継ぐことは、私たちに課せられた大きな役割。活動の輪が緑豊かな未来へと大きく広がることを願います」

 神戸学院大4年の男子学生(23)=神戸市垂水区=は当時、志手原小4年。会場で懸命に手を伸ばし握手した瞬間を忘れない。

 「優しい表情が印象的で、うれしかった」。子どもやお年寄りに腰をかがめ、親身になって話を聞く姿に心を打たれたという。そんな皇太子さまが1日、天皇に即位され、「令和もきっと国民に寄り添い続けてくださる」と心から祝う。

 有馬富士公園を県が着工したのは平成元年の1989年春。2月25日付で県内最大級となる自然公園の工事概要を「140億円かけ7年計画」と報じていた。

 県が育樹祭で掲げたのが「里山再生」だった。手入れ不足による荒廃を食い止めようと、専門家の指導で地域住民が計画的に樹木を間引く「兵庫方式」と呼ばれる管理方式も生まれた。

 それから14年。陛下が訪れた三田は今も豊かな緑にあふれる。いつまでも美しくあってほしいと、令和初日に願った。(門田晋一)

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