三田

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1989年9月26日付三田版
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1989年9月26日付三田版
左上①最後となる市民運動会で選手宣誓する女性=2008年10月、城山公園運動場、左下②商店街におしゃれな店が並ぶ「サンダ ブランチ ピクニック」=18年3月、駅前町、右③サンタ×三田プロジェクトのラッピングバスで市内を巡る市民ら=17年12月、市内
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左上①最後となる市民運動会で選手宣誓する女性=2008年10月、城山公園運動場、左下②商店街におしゃれな店が並ぶ「サンダ ブランチ ピクニック」=18年3月、駅前町、右③サンタ×三田プロジェクトのラッピングバスで市内を巡る市民ら=17年12月、市内
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■記者が紙面解説<平成元年9月26日の紙面>

 1面は「国民所得世界一でも暮らしにくい日本」との見出しで政府発表の物価リポートが詳報された。一人あたりの国民所得が米国を抜くも、東京の物価はニューヨークやハンブルグ(当時西ドイツ)に比べて4割程度高く、競争メカニズムが働くよう公的規制の緩和が必要と提言した。

 国際面は、米ブッシュ大統領が国連演説で、化学兵器の全面禁止に向けて10年以内の全廃条約締結を提案したと紹介。とはいえ、今も実現の兆しはない。

 電気メーカーが100グラム以下のヘッドホンステレオを販売する話題も。現在、スマートフォンと無線でつなぐ「ワイヤレスイヤホン」が発売されることを、当時は想像できただろうか。

   ◇   ◇

 中年女性らが腰を低めて綱を引く。おぉ!と元気な掛け声が聞こえてきそう。1989年9月26日付に載った「三田市民運動会」。綱引き対決の写真に目を奪われると、添えられた見出しがもっと気になった。「ユニーク種目は俵かつぎ」。どんな競技なのだろう?

 「懐かしいなあ」と教えてくれたのは兵庫県三田市本庄地区の男性(71)。同運動会は1972年に市が主体となって始め、園児も高齢者も参加できたという。89年は約5500人が「むかで競争」「25人縄跳び」など21種目に汗を流し、地区対抗で点数を競った。

 各地区に「これだけは負けられん」という種目があり、本庄地区のそれが「俵かつぎ」だった。開催初期からの名物種目で、土や砂を詰めた30キロの俵を担ぎ、リレー形式で駆け抜ける。

 常連選手だった同地区の男性(58)は高校時代に柔道部員で120キロの選手を投げていた。だから他の人が立ち止まるところを、走りながら左肩にひょいっと担いでそのままダッシュ。「30キロなんてしれたある」と豪快に笑う。

 けがの原因になるなどの理由で競技は廃止に。運動会も08年、市の行財政改革で37年の歴史に幕を閉じた。平成で途絶えたイベントは、他にも結構多い。

 それでも消えた分だけ、新しい催しやアイデアが生まれた。市がクリスマスの時期に名乗る「サンタシティ」、おしゃれな露店が並ぶ「サンダ ブランチ ピクニック」…。元気なまちを見るのは楽しい。

 新時代もワクワク。(山脇未菜美)

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