三木

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展示について解説する宮田逸民さん=みき歴史資料館
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展示について解説する宮田逸民さん=みき歴史資料館

 太平洋戦争末期に兵庫県三木市と同県加古川市、稲美町にまたがって整備された「三木飛行場」に関する展示が、みき歴史資料館(三木市上の丸町)で開かれている。三木で訓練し、鹿児島県の知覧から沖縄に飛び立った特攻隊員23人の経歴や遺書などをパネル約70点で紹介している。21日まで。(大橋凜太郎)

 郷土史家らでつくる「三木飛行場を記憶する会」が毎年開催し、10回目。今回は、75年前に沖縄特攻が行われた時期に展示時期を合わせた。

 同飛行場には操縦士養成のため、最長約2千メートルの滑走路3本が設けられた。三木で訓練した20歳前後の若者が、加古川飛行場を経て出撃基地がある知覧に向けて飛び立った。

 紹介されている遺書には「我死すると雖(いえど)も悠久の大義に生きん」などと決死の覚悟がにじむ一方、「お母さんの形見の腰ひもも一緒です」と、等身大の青年が家族に寄せる思いが伝わる。「完全な飛行機で出撃したい」という趣旨の文章からは、機体が万全な状態ではなかったことがうかがえる。

 三木で訓練した特攻隊員を収めた写真のコピーも展示。生還後に知覧特攻平和会館(鹿児島県)の初代館長を務めた小椋(板津)忠正さんや、戦後、緑が丘中学校長を務めた小林信昭さんの姿がある。

 同会代表の宮田逸民さん(64)=三木市=は「今の繁栄は、戦病死者の犠牲の上に成り立つもの。それを決して忘れてはならない」と話している。

 入場無料。午前9時~午後5時(8、15日休み)。入館の際はマスクを着用して手指を消毒し、連絡先を記入したカードを窓口に提出する。みき歴史資料館TEL0794・82・5060

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