三木

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天井を埋め尽くす傘=三木市府内町
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天井を埋め尽くす傘=三木市府内町
傘の周囲を飛ぶツバメ=三木市府内町
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傘の周囲を飛ぶツバメ=三木市府内町

 兵庫県三木市府内町の實井木工所に、ツバメが飛来している。工場内には約50個の巣があり、ふんの被害を防ぐためにつるした100本以上もの傘が天井を埋め尽くす。カラフルな集合住宅のようなすみかに、機械音とさえずりが共存している。

 工場にツバメが来るようになったのは約30年前。経営者の實井史朗さん(89)が益鳥として歓迎した。天窓を開放すると巣の数が急に増え、ふんの被害に悩まされることになったが、傘をつるして対策。天敵カラスの侵入を防ぐ効果もあったという。

 ツバメへの愛は、息子の滋さん(72)、孫の圭一さん(41)にも受け継がれた。巣から落ちたひなを拾うために面積が広く丈夫な傘を選ぶなど、すみよい環境を整えているという。

 工場は田畑に囲まれ、田植えの時期には低空飛行で餌を狙う姿が見られる。近年は営巣することが少なくなったというが、滋さんは「巣は余っているくらい。ほとんど中古やから、楽やろうね」と笑う。

 例年は3月から9月頃まで、三つの集団が入れ替わるように飛来するが、今年は数が少ないそうだ。滋さんは「何かがおかしくなっているのかと心配になる。いつもどおりに来て、ひながかえってくれるだけでうれしい」と無事を祈っている。(大橋凜太郎)

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