三木

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かねをたたくような音を出すカネタタキ=三木山森林公園(同公園提供)
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かねをたたくような音を出すカネタタキ=三木山森林公園(同公園提供)

昭和30年代の里山環境を復元しようと職員らが立ち上がった三木山森林公園(兵庫県三木市)。外来種を駆除し、芝生広場をかつての草原に戻す取り組みなどが奏功し、カヤネズミやニホンアカガエルといった多様な生物が定着した。四季折々の原風景にいぶく命をファインダー越しに紹介する。

■カネタタキ 地味でも心地よい音

 「チンチロリン」「リンリンリン」-。

 虫が競い合うように鳴く季節を迎えた。思わず口ずさむのは、唱歌「虫のこえ」だ。「チンチロリン」といえばマツムシ。「リンリンリン」はスズムシ。それでは「チンチンチン」は?

 答えは「カネタタキ」。鳴き声がかねをたたく音に似ていることからこの名が付いたという。三木山森林公園(兵庫県三木市福井)で活動する「チーム64(むし)」の多田和樹さん(62)は「か細い声で知る人もそうはいないのでは」と話す。

 それでも「リズミカルで心地よい音。一番好き」と多田さん。心臓の拍動と重なって落ち着くそうだ。芸術の秋、小さな虫がこの公園で名演奏を披露している。(大橋凜太郎)

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