北播磨ゆかりの食や産業、団体が集う催し「ふれあいフェスティバルin北播磨」が26日、三木総合防災公園(兵庫県三木市志染町三津田)で開幕した。北播磨での開催は14年ぶり。踊りや音楽といった華やかなステージのほか、飲食や体験のブースがずらりと並び、約2万7千人(主催者発表)でにぎわった。27日まで。午前10時~午後4時。
県や市民団体などでつくる実行委員会が主催。ステージでは「多可町播州歌舞伎クラブ」が、同町の中高生らが鈴や扇を手にゆったりと舞った。「兵庫教育大よさこい部チーム鬼灯」の約40人ははじける笑顔で、はつらつとした演舞を披露。出演した兵教大3年の女子学生(22)は「数ある団体の中で地元の大きな舞台に立ててうれしい」と声を弾ませた。
ラグビー教室では、トップリーグ・神戸製鋼の長崎健太郎選手(28)と今村陽良選手(22)、関西学院大の選手らが指導。子どもらはボールを手に、芝生を駆け回った。神鋼の2選手から持ち上げられ、ボールを受け取る「ラインアウト」の体験も。緑が丘小学校5年の男児(10)は「ワールドカップの代表選手がかっこよくて興味があった。プレーを楽しめた」とうれしそうだった。
各種体験コーナーでは、子どもらが三木金物ののこぎりや金づちを懸命に使い、プランターを作る姿があった。同時開催された「北播磨『農』と『食』の祭典」では、北播磨の特産山田錦を使った日本酒の利き酒コーナーが設けられ、来場者がじっくりと味わっていた。(井川朋宏)
