三木

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文書を前に藤原惺窩の偉大さを語る三条杜夫さん=三木市本町2、播中社印刷所
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文書を前に藤原惺窩の偉大さを語る三条杜夫さん=三木市本町2、播中社印刷所
生誕地で銅像を前に「昔と変わらぬ素晴らしい土地」と話す三条杜夫さん=三木市細川町桃津
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生誕地で銅像を前に「昔と変わらぬ素晴らしい土地」と話す三条杜夫さん=三木市細川町桃津

 兵庫県三木市出身で戦国-江戸時代の儒学者藤原惺窩(1561~1619年)の生涯を、放送作家三条杜夫さん(71)=神戸市垂水区=が文書にまとめ、出版を目指している。関連書籍を調べ、県内外のゆかりの地に足を運ぶなど半年をかけて執筆。11日には細川町公民館(三木市細川町豊地)で開かれる没後400年記念祭で講演する。(井川朋宏)

 三条さんは同市のコミュニティーラジオ局「エフエムみっきぃ」が開局した1996年から関わり、現在は郷土史に関する番組を担当している。同記念祭での講演を依頼され「現代にも影響を与えた近世儒学の祖を徹底的に調べたくなった」という。

 藤原氏を祖とする冷泉家で生まれた惺窩のルーツをたどり、鎌倉時代の紀行「十六夜日記」にも登場する生誕地の細川荘園は訴訟で相続を争った領地だったことにも触れた。

 幼少期から神童と呼ばれ、8歳ごろから約10年間、景雲寺(たつの市)で修行。三木城主別所長治軍の急襲で父為純が討ち死にし、兄為勝も自害したことで、母や弟らと相国寺(京都市)へ移り、学問を探究した。これが長治と対抗する豊臣秀吉と近づく契機になったといい、後に京都で秀吉と朝鮮国使の面会に立ち会ったほか、武力行使で朝鮮や明に進出しようとする秀吉に「人的交流によって互いに発展を目指すのが賢明」と進言したという。

 徳川家康からも信頼を得て学問を指導。秀吉の朝鮮出兵で捕虜となった儒学者からも学び、門下からは林羅山らが輩出した。「人を正そうとするなら、自分を正すことからせねばならない」といった名言も紹介。三条さんは「秀吉の学問の師は惺窩だったのでは。生きざまには現代にも通じることが多い」と話している。

 記念祭は11日午前9時から献花や惺窩にまつわる漢詩の吟詠などを行い、同10時45分~正午ごろに三条さんが講演。午後1時からは惺窩の生誕地まで歩くイベントも。無料。同公民館TEL0794・86・2059

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