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淡路島の文化として根付く淡路人形浄瑠璃。授業での活用を検討する
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淡路島の文化として根付く淡路人形浄瑠璃。授業での活用を検討する

 兵庫県教育委員会は2020年度から、県内の伝統文化を学ぶ小中学校一貫のカリキュラム作りに乗り出す。モデル校での実践と検証を通して授業案を練り上げ、郷土学習のさらなる充実を目指す。(佐藤健介)

 小中9年間の全学年で系統的な指導法を確立させる方針。五つの中学校区(小中各1校)をモデル校に指定し、カリキュラムを作成、実践して効果を検証する。事業費として20年度当初予算案に156万円を計上した。

 県教委が教材として例に挙げるのが、淡路島に伝わる郷土の伝統芸能「淡路人形浄瑠璃」。神事を担う楽人(がくじん)が島に移住して発祥し、500年の歴史を持つ国指定重要無形民俗文化財だ。人形の繊細な所作や太夫の語り、三味線の響きが情景を彩る。「三位一体」で家族愛や忠誠心などを紡ぎ、海外公演でも評価は高い。

 小学生は、低学年で人形の操り方、中学年で歴史を習うほか、高学年では浄瑠璃の名場面を祭りで歌い上げる「だんじり唄」も発表。中学生は英語での魅力の伝え方なども考える。こうしたカリキュラムが想定できるという。

 さらに21年度は、モデル校による実践発表会や事例集作成も計画しており、ノウハウの普及を図る。

 現在、伝統文化への理解を深める授業はそれぞれの学校が主体で、どの学年で実施するかは現場に委ねられている。ただ、祭りや芸能、行事が地域とどう結び付いているかが、分かりにくいと指摘されていた。

 県教委は「地場の産業と人材を関連付けた教育を展開し、子どものふるさと意識を醸成したい」としている。

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