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中学生2人が犯罪やトラブルに巻き込まれる様子を演じる「麦の穂」の団員たち=県庁
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中学生2人が犯罪やトラブルに巻き込まれる様子を演じる「麦の穂」の団員たち=県庁

 兵庫県警本部少年課の少年補導職員でつくる劇団「麦の穂」がこのほど、結成20年の記念公演を、神戸市中央区の県庁で行った。団員が、実際に携わった事件や相談を題材に台本を書き、音響や照明も手掛ける手作り劇。団員らは「何が良くて、何が悪いかを自分で判断する力を持ってほしい」と、非行の現状を伝えるストーリーを熱演した。

 同劇団は1999年に結成。現在は8人が所属し、普段は県内12カ所の少年サポートセンターで補導や相談を担当している。県内の学校を中心に年間約20公演をこなし、総公演数は20年間で約470回にのぼる。

 結成当初は、シンナーなどの薬物乱用防止を訴える内容だったが、題材となる内容は時代とともに変化。子どもを取り巻く環境を反映し、いじめやインターネットトラブル、援助交際なども劇中で扱ってきた。近年は「相手より優位に立ちたい」という気持ちから、犯罪や非行に走る子どもが多いという。

 記念公演には、高校生ら100人が来場。ネット上で知り合った女子中学生2人が、喫煙や窃盗をしてしまう物語を演じた。女子生徒が先輩から薬物の使用を促され、薬物中毒で意識を失うなど、危険性を表現した場面もあった。

 初代団長を務めた原田敬子さん(72)は「20年間続けてこられたのは誇らしいこと。青少年を取り巻く環境も変わってきているが、心に訴えかけるような劇をこれからも続けてほしい」と話した。(川崎恵莉子)

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