音楽ライブやファッションショーを取り入れた防災イベント「ビージーエム シード」が9月16日、神戸市中央区小野浜町、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開かれる。阪神・淡路大震災を経験し、音楽で防災・減災を啓発する神戸のユニット「ブルームワークス(BW)」が実行委員会を担い、気軽に防災に触れ、楽しめる工夫を凝らしている。
BWは今年4月、音楽と防災をかけ合わせたイベント「ビージーエム スクエア」を神戸で初めて開催。生演奏のほか、マンホールトイレの設置体験などがあり、約2千人が来場した。来春に予定する第2弾を前に、防災意識を育む種(シード)をまこうと今回のイベントを企画した。
当日は、兵庫県立大大学院減災復興政策研究科の浦川豪准教授や神戸芸術工科大の見寺貞子教授、シンガー・ソングライターのRinanaさんらが参加する「ちょいデミック(ちょっとアカデミック)」なフォーラムを実施。カジュアルに防災を語り合う。
ファッションショーでは、神戸芸工大生が製作した防災ファッションを披露。首元で止めて服の着替えができるギャバスカートや、
マントや布団に様変わりする枕などを紹介する。後半にはBWのライブ演奏が行われる。
BWのボイスパーカッション・KAZZ(カズ)さんは「敷居が高いと思われがちな防災を親しみやすく伝え、かっこいいと思ってもらいたい」としている。
午後0時半~3時半(開演は午後1時半)。無料。申し込み不要。詳細は「ビージーエムスクエア」で検索。(金 旻革)
