神戸

  • 印刷
12月から神戸市北区で日本語教室を始めるNPO法人「場とつながりの研究センター」の大島一晃事務局長と本田文代国際部長=三田市三田町
拡大
12月から神戸市北区で日本語教室を始めるNPO法人「場とつながりの研究センター」の大島一晃事務局長と本田文代国際部長=三田市三田町

 神戸市北区で暮らす外国人住民向けの「北神日本語教室」が12月、北神区民センター(同市北区藤原台中町1)に開設される。昨年末時点で区内には約60カ国2124人の外国人が暮らしているが、日本語教室がなく、区外の教室に通う人も。開設準備を進める兵庫県三田市のNPO法人は「教室を通して、日本の文化や生活のルールも教えたい」としている。

 神戸市によると、北区の在留外国人数は年々増加。外国人労働者の受け入れ拡大などで、今後も増えることが見込まれている。一方で神戸国際協力交流センターによると、市内には28の日本語教室があるが、北区にはなかったという。

 「北神日本語教室」の12月開設を目指すのは、三田市のNPO法人「場とつながりの研究センター」。国際部長の本田文代さん(47)は、約10年前まで三田市国際交流協会の職員だった。北区在住の外国人が三田の日本語教室に通うケースが目立ち、支援についてずっと考えていたという。

 教室は、北区の「地域提案型活動助成」を受けて運営し、講座を修了した日本人ボランティアとのマンツーマン形式で教える予定だ。本田さんは「日本で暮らす外国人が日本語を理解できないままだと、ゴミ出しなどのルールを巡って周辺住民とトラブルになったり、災害時に孤立してしまったりする恐れもある」と指摘。「外国人が増える中で身近に日本語を学ぶ場があれば、地域にとってもプラスになる」としている。

 教室は毎週水曜午後6時半から開く予定。参加費は月1500円。本田さんは「周りに日本語を学びたい人がいれば声を掛けてあげて」と呼び掛けている。

 日本語を教えるボランティアも募集する。ボランティアの養成講座(全5回)は10月の毎週水曜、午後6時半から2時間、北神区民センターで開く。参加費4千円。定員30人(先着順)で今月20日ごろまでに申し込む。(長谷部崇)