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塩屋の魅力を発信するシオヤプロジェクトのメンバー=神戸市垂水区塩屋町3、旧グッゲンハイム邸
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塩屋の魅力を発信するシオヤプロジェクトのメンバー=神戸市垂水区塩屋町3、旧グッゲンハイム邸
消しゴムはんこを押して作られた絵札
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消しゴムはんこを押して作られた絵札

 「目の前に 海広がれば 塩屋駅」

 「屋根と屋根 肩を寄せ合う 小さな町」

 神戸市垂水区の塩屋地区の生活や歴史、文化を句と絵にした「しおやカルタ」が発売された。塩屋に親しんでもらおうと住民らが企画し、名所や歴史の解説も付けた。住民らは「地元の人に塩屋の魅力を再発見してほしい」と話している。

 暮らしやすく大好きな塩屋に残せるものを作ろうと、塩屋在住の手作り絵本作家おおたけなおこさん(44)が呼び掛け、住民や若手の芸術家らでつくる「シオヤプロジェクト」が500セット限定で作った。

 2017年から6回にわたり、住民らと読み札の内容を検討。「塩屋と言えば」をテーマにキーワードを出し合い、響きの良さを考えながら句にまとめた。絵札は、おおたけさんが消しゴムに絵柄を彫ってはんこを作成。素朴さのある紙に白黒で印刷し、6月末に完成した。

 「いかなご釘煮 発祥の地は ゆずれません」は、塩屋で鮮魚店を営んでいた店主の一枚。イカナゴのくぎ煮は兵庫県明石市や神戸市長田区などと、発祥地を巡る論争が続いている。添付の解説書には、店主の母親が、つくだ煮のようにして長持ちさせようとしたのが始まりだとするエピソードが紹介されている。

 「草野球 昔は二塁 海のなか」は、塩屋地区の高齢者草野球チーム「塩屋オールドパワー野球倶楽部」の尾崎益生部長の一枚。学生時代は砂浜で野球をしており、広さの都合で二塁は海中。ベース代わりのレンガを持って、立ち泳ぎで塁を死守していたという思い出が解説書で語られている。

 源平合戦ゆかりの名所から、住民なら「あるある」と思わずほほ笑んでしまう街ネタまで44枚に収めた。同プロジェクトの主催者森本アリさん(45)は「このかるたで遊べば、塩屋での暮らしが身近に感じられる。今後はかるたに出たスポットを地図にしたり、新たな『塩屋音頭』の作詞の参考にしたりできたら」と話す。

 1セット2千円。旧グッゲンハイム邸(同市垂水区塩屋町3)などで販売。問い合わせは塩屋百景事務局078・220・3924

(喜田美咲)

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