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魚崎財産区議会議長の松宮功さん
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魚崎財産区議会議長の松宮功さん
魚崎財産区が管理運営する魚崎会館=東灘区魚崎南町3
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魚崎財産区が管理運営する魚崎会館=東灘区魚崎南町3
地域住民が参加する体操や似顔絵教室などが開かれる横屋会館=東灘区魚崎北町2
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地域住民が参加する体操や似顔絵教室などが開かれる横屋会館=東灘区魚崎北町2

 神戸市東灘区を取材していると「財産区」という言葉をよく耳にする。「●●子ども会に90万円」「●●保護司会に60万円」。いずれも財産区からの助成金だ。「●●会館」という立派な建物もある。区内には15もの財産区があるという。「なんでこんなお金があるの?」「どれくらいの資産を管理し、誰が恩恵を受けるの?」。市内で唯一、議会を持つ魚崎財産区の議長松宮功さん(78)に聞いた。(村上晃宏)

 -成り立ちは?

 1950年、神戸市と武庫郡魚崎町が合併する際、町有財産の一部を市に引き継がず、独自に管理運営するために設置されました。うちのエリアは地図の通り。六甲山の一部も他の財産区と共有しています。

 -議会があるんですね。

 定数は16。現在は欠員1です。公選法に基づく投票で決めます。区域に住む25歳以上の住民なら立候補でき、有権者は18歳以上の男女。任期は4年。今年6月が選挙です。年2回予算と決算議会があり、報酬は月2万円です。

 -年間の歳入は?

 規模は約1億円です。2018年度は区有地や共有山の貸地料が約4千万円。基金の運用利子のほか、所有する四つの会館・サロンなどの使用料収入合わせ約2千万円。後は繰越金です。

 -お金は地域のために使われる?

 18年度は老人会や婦人会、地車保存会、学校園など区域の30団体に計1100万円の助成金を出しました。高価な楽器やプールの清掃ロボットなどに使われると聞きます。先人が残してくれた貴重な財産。今の子どもたちにも、財産区の重要性や活動内容を身近に感じてもらえうよう努力したい。

【財産区】かつて集落で活用していた山林やため池などの不動産を管理運営する特別地方公共団体。明治~昭和の市町村大合併で、資産を守るため設置された。県内には500以上の財産区があり、神戸市の157は自治体の中で全国有数という。

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