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兵庫県内5月の有効求人倍率1・05倍 5カ月連続で下降

2020.06.30
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神戸新聞NEXT

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 兵庫労働局が30日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1・05倍で、前月比で0・08ポイント低下した。新型コロナウイルス感染症の影響が続き、新規求人が大幅に減るなどし、同労働局は基調判断を「厳しさがみられる」と、2カ月連続で下方修正した。

 下降は5カ月連続で、計0・35ポイント下がった。オイルショックの影響を受け、5カ月間で0・33ポイント低下した1974年11月~75年3月と同程度の下げ幅となった。

 新規求人数は2万3315人で、前年同月比32・3%減少。医療・福祉(26・5%減)▽製造業(46・2%減)▽卸売業・小売業(38・9%減)-が全体を押し下げた。医療業の減少は、コロナの影響による高齢者の通院控えや、医療機関の出勤抑制が要因という。

 新規求職者数は前年同月比15・4%減の1万4566人。このうちパートなどを除く解雇など事業主都合による離職者は2266人で39・6%増えた。正社員の有効求人倍率は0・67倍と、前年同月比で0・23ポイント下落した。今後の見通しについて、同労働局は「緊急事態宣言は解除されたが、現時点では全く予断を許さない」としている。

 近畿の府県別有効求人倍率は、大阪1・33倍▽京都1・24倍▽奈良1・24倍▽和歌山1・02倍▽滋賀0・93倍。(森 信弘)