ひょうご経済プラスTOP 経済 中小業況指数悪化続く 4月、震災下回る 県同友会調査

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中小業況指数悪化続く 4月、震災下回る 県同友会調査

2020.05.22
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 兵庫県中小企業家同友会は、4月の会員の売上高判断指数(DI)がマイナス44だったと発表した。新型コロナウイルスの影響で、3月(マイナス26)から18ポイント悪化。1996年下期の調査以来、阪神・淡路大震災やリーマン・ショック後の不況を下回って最悪となった。全業種が落ち込み、経常利益DIもマイナス45だった。

 DIは、前年同月に比べて「増えた」と答えた企業の割合から「減った」との割合を引いた値。年2回調べるが、3月からは毎月尋ねている。4月分は同月30日~5月13日に1795社にメールで聞き、18・2%が答えた。

 売上高DIは、阪神・淡路大震災などを受けた99年上期に同35、リーマン危機後の2009年上期に同32となったが、マイナス幅を更新した。経常利益DIも3月から16ポイント悪化した。

 現在と今後の影響は、国内需要の減少▽商談の遅延▽国内生産・物流停滞▽催しの中止延期-との回答が目立った。実施済みか予定する対応は、資金繰り計画の見直し▽緊急融資制度の活用▽出張・面談の見合わせ-など。人件費以外の経費節減やテレワーク、事業継続計画(BCP)策定は対応が分かれた。

 5月のDI(4月比)は売上高が同56、経常利益が同54とさらに悪化を見込む。同会は「借入金を増やす動きが見られる一方、『先行きが見えず借り入れに踏み切れない』との声も聞かれる」と話している。(佐伯竜一)