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年々早まるランドセル商戦 購入は5月、平均5万7千円

2020.04.03
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ランドセル商戦が始まり、最新モデルを背負う女の子ら=大阪市西区南堀江1、セイバン心斎橋店

ランドセル商戦が始まり、最新モデルを背負う女の子ら=大阪市西区南堀江1、セイバン心斎橋店

 ランドセルは5月に購入し、平均価格は5万7千円-。大手メーカーのセイバン(たつの市)が、今春入学の新入生がいる全国の家庭にアンケートした結果、こんな傾向が明らかになった。従来の購入時期はお盆がピークだったが年々前倒しとなり、価格も上昇傾向に。2021年春に入学する子ども向けのモデルは百貨店などがすでに売り場を開設しており、早くも商戦が始まっている。(三島大一郎)

 アンケートは昨年11月にインターネットで実施。今年4月に小学生となる子どもを持つ1500人から回答を得た。

 ランドセルの購入は近年、その行動が「ラン活」と呼ばれ、未就学児のいる親らの関心が高い。「人気商品は売り切れる」とのうわさも会員制交流サイト(SNS)などで広がり、加熱・早期化している。

 各メーカーの資料やホームページを見比べるなど、購入準備を始めた時期は「4月」(19%)が最多。購入した時期は「5月」(20%)が最も多かった。数年前に割合が一番高かった「8月」は15%だった。

 価格帯で最多は「5万円台」(31%)で、次いで「6万円台」(29%)。「7万円以上」と答えた人も19%いた。少子化に伴い、購入金額は上昇傾向にあるという。このうち関西エリアの平均価格は約5万7千円。支払者の6割以上が祖父母だった。色は男の子の約7割が黒色を、約2割が青色を選んだ。女の子は約3割がピンク色で、茶と紫色がそれぞれ約2割。ただ、関西エリアでは約3割が茶色で、ピンクと赤色が各約2割と傾向が分かれた。

 同社は21年度モデルの販売を2月末に開始。「(客から)もうちょっと早くしてほしいとの要望があった」(担当者)ため、昨年より約1カ月前倒しした。全29モデル・140種類をそろえる。

 セイバンの担当者は「人気の商品も売り切れが出ないようにしている。焦らずにデザインを吟味し、実際に背負って自分に合うランドセルを選んで」と呼び掛ける。