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工場立地、兵庫6位に後退 分譲できる産業団地が減少

2020.03.27
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神戸新聞NEXT

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 経済産業省と兵庫県が27日発表した2019年工場立地動向調査によると、県内の立地は前年比14・3%減の48件だった。都道府県別では6位(前年5位)に後退。県の担当者は「交通に便利な産業団地が売れ、分譲できる場所が減った影響が大きいのでは」としている。(大島光貴)

 県内工場の新増設を目的とする千平方メートル以上の用地取得(借地を含む)を調べた。内訳は新設が36件で、増設は12件。総数のうち中小企業は47件だった。

 業種別では金属製品が9件で、食料品と輸送用機械機器が各6件と続く。地域別では、神戸市内が14件で最も多く、中播磨と西播磨がそれぞれ8件だった。

 産業団地への立地は20件。神戸テクノ・ロジスティックパーク(神戸市西区)の8件、ポートアイランド2期(同市中央区)の5件が目立つ。加西市が整備を進める加西インター産業団地も1件あった。

 県は20年の見通しについて「新型コロナウイルス感染症の影響で、企業の設備投資意欲がどうなるか心配だ」(産業立地室)としている。

 一方、立地面積は52・7ヘクタールと前年比22・8%増え、全国12位から8位に浮上した。電気業で11・3ヘクタールの大型立地があり、全体を押し上げた。大阪ガスなどが姫路市広畑区に建設するバイオマス発電所とみられる。

 全国の立地件数は前年比13・3%減の990件にとどまった。1位は静岡の76件で、愛知(74件)、茨城(65件)、群馬(57件)などの順に多かった。兵庫は近畿経済産業局の管内2府5県で最も多く、奈良が32件で続いた。