北播

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「松右衛門帆」を使って製品化されたアウトドア用の椅子=加西市役所
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「松右衛門帆」を使って製品化されたアウトドア用の椅子=加西市役所

 日本の海運業の発展に大きく寄与した兵庫県高砂市の「松右衛門帆」を使って、インテリア家具メーカー「市場」(同県加西市中野町)が、アウトドア用の椅子2種類を開発した。販売に加えて、ふるさと納税の返礼品としても活用していく。

 松右衛門帆は、江戸時代の発明家、工楽松右衛門が開発した。現存する帆布としては国内最古という。丈夫でしなやかなことが特徴で、北海道や日本海沿岸、大阪などを結んだ北前船の発展にも大きく寄与したという。

 船の動力が風から蒸気などに変わるにつれて、松右衛門帆も途絶えていたが、松右衛門帆を製造、販売する「御影屋」(高砂市)の柿本貴智社長が現存する帆布を研究して2010年に復活させた。既に豊岡市の業者と連携したかばんなどを製造し、販売している。

 アウトドア商品の開発を進めていた「市場」の市場博幸社長が、知人を通して、松右衛門帆を知り連携を持ちかけた。新商品は、帆布とヨーロッパ産のブナ材を使ったディレクターズチェア(税別で1万8千円)とデッキチェア(同1万9千円)。

 ブランド名は「LUFT」(ルフト。ドイツ語で外気、空気の意味)で、それぞれに市松模様など3種類の柄を用意している。同社に併設したショールームやネットショップで購入できる。ふるさと納税返礼品への登録は今月30日で、寄付額はいずれも6万円。

 同社は「帆布の希少性の上、温かみのある製品に仕上がっている。中、上級のアウトドア愛好家をターゲットにしている」と説明している。(小日向務)

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