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レバノンのシリア難民に贈られた中古そろばん=小野市役所
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レバノンのシリア難民に贈られた中古そろばん=小野市役所

 内戦によって隣国レバノンに逃れたシリア難民の子どもたちを支援しようと、兵庫県小野市が寄贈された中古そろばん80丁をレバノンの教育施設に送った。同国で教育支援活動を展開するNPO法人パルシック(東京都)が、海外に中古品を寄贈してきた小野市の活動を知り、依頼した。6~12歳の子どもたちが暗算能力向上のために役立てるという。(笠原次郎)

 2011年のチュニジアでの革命をきっかけにアラブ諸国に広がった民主化運動「アラブの春」によって、シリアでも内戦が激化。難民が隣国レバノンに逃れた。バル・エリアス市にある教育センターでは、コンテナを転用した教室に約270人が通う。そろばんを使った算数教育に力を入れている男性教師が子どもたちを指導しているが、そろばんは教諭用に1丁しかなく、子どもたちが使えるものを探していたという。

 パルシックは昨年9月、1万2636丁の中古そろばんを集めてきた小野市に寄贈を依頼。同市は快諾し、送料の約1万6千円も負担した。海外への贈り先は、トンガやインドなど計11カ国で7987丁になった。12月24日に発送した産業創造課の多田早希さん(28)は「困難な状況の中でも学ぼうとする子どもたちを応援したい。小野特産のそろばんの良さにも気付いてもらえれば」と話している。

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