障害者と家族、ボランティアスタッフが集うスポーツの祭典「ONOリンピック」が2日、兵庫県小野市総合体育館アルゴ(王子町)で開かれた。約230人が参加し、障害者がボランティアに助けられながら玉入れなどを楽しんだ。
市障害者福祉協会が年に1回、市内在住、在勤、在学の身体、知的、精神障害者らと支援者らを集めて開き、12回目を迎えた。
今年は小野特別支援学校や作業所、朗読や手話、要約筆記のボランティア団体など計20団体が参加。玉入れでは、車いすの人が地面の上のかごに玉を入れ、視覚障害者は玉の中の鈴の音を頼りに拾って、かごに投げ入れた。
小野手話サークルひまわりの栗山美津代会長(47)=小野市=は聴覚障害の人にルールを手話で説明。「障害者が大勢の人と交流できて良かった」と話した。(笠原次郎)
