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脳の働きについて川島隆太教授(右端)に質問する児童=小野市うるおい交流館エクラ
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脳の働きについて川島隆太教授(右端)に質問する児童=小野市うるおい交流館エクラ

 脳を活性化するゲームソフトを監修し、兵庫県小野市教育行政顧問も務める東北大の川島隆太教授(60)が30日、市うるおい交流館エクラ(中島町)で、小学5年生約500人に講演した。「夢をかなえる力を持つ脳の前頭前野は、5年生前後から本格的に成長する」と強調し、前頭前野を活性化させる音読や読書に取り組むよう呼び掛けた。

 前頭前野について、川島教授は「我慢する、仲良くする」などの働きがあり、「夢をかなえる力を持っている」と説明。足し算を速くすることは「たとえ嫌々でも前頭前野が働き、『将来の夢』というご褒美がもらえる」と話した。漢字を見るだけでなく書いて覚えることも脳に有効と指摘した。

 一方、テレビゲームでは前頭前野は働かず、スマートフォンの使いすぎが成績低下につながるという調査結果も紹介した。

 児童は、前頭前野の動きを可視化する機器を頭に着けて音読などに挑戦。漢字の書き取り実験で前頭前野が活発になり、赤く表示された小野東小の男児(10)は「家の勉強でも頑張って漢字を書きたい」と話していた。

 会場では、京都大霊長類研究所の中村克樹教授(56)が動物の脳の標本を展示。神戸常盤大の栗岡誠司教授(68)は化学実験を披露して子どもの好奇心を刺激した。(笠原次郎)

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