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加西市指定文化財に決まった阿弥陀如来立像(加西市教育委員会提供)
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加西市指定文化財に決まった阿弥陀如来立像(加西市教育委員会提供)

 兵庫県加西市教育委員会は、同市北条町小谷の「阿弥陀如来立像」を市指定文化財にすることを決めた。東大寺南大門の国宝「金剛力士像」の共作者として知られる名仏師、快慶の工房で鎌倉時代前期に彫られたと考えられるという。

 木造で高さ97センチ。右肩を覆う衣が右胸の位置でたるまず左からの衣にたくし込まれる点や、ほほに張りのある丸い顔などには、快慶の前半期の特徴が見られる。ただ、本人の作風とは違う点もあるという。

 同市北条町小谷の阿弥陀堂にある本尊で、保存・保管状態も良好。江戸時代前期の1637年、近くから現在の場所に移されたという。地域で管理しており、ある住民の寄付によって仏像を納める厨子を新調。鍵を付けて管理態勢が強化されたことを受け、市教委が指定した。

 市教委の担当者は「快慶の工房で作られた美術工芸品として価値があるだけでなく、住民が文化財の価値を理解して守ろうとしている点も文化財保護にとって重要だ」と話している。

 今回の指定で、加西市の指定文化財は50件になった。(森 信弘)

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