北播

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さまざまなウツボカズラなど多彩な食虫植物が並ぶ=県立フラワーセンター
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さまざまなウツボカズラなど多彩な食虫植物が並ぶ=県立フラワーセンター
葉を閉じて虫を捕まえるハエトリソウ=県立フラワーセンター
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葉を閉じて虫を捕まえるハエトリソウ=県立フラワーセンター
捕虫袋のふた部分に牙のような突起があるウツボカズラ=県立フラワーセンター
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捕虫袋のふた部分に牙のような突起があるウツボカズラ=県立フラワーセンター
虫が逃げられないよう粘着液が付いた毛で覆われたモウセンゴケ=県立フラワーセンター
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虫が逃げられないよう粘着液が付いた毛で覆われたモウセンゴケ=県立フラワーセンター
土居寛文課長=県立フラワーセンター
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土居寛文課長=県立フラワーセンター

 虫を捕らえて養分を吸収する食虫植物の特別展が20日、県立フラワーセンター(兵庫県加西市豊倉町)で始まった。蜜や香りでおびき寄せ、捕虫袋に落とし込むウツボカズラや、葉を素早く閉じるハエトリソウ、葉や茎に粘着液でくっつけるモウセンゴケなど、国内最大級とされるコレクションが楽しめる。9月10日まで。(森 信弘)

 食虫植物は近年栽培する人が増え、静かな人気を呼んでいる。特別展は毎年恒例で、常設展の約500点に加え、約90種類約200点を出展した。

 常設を除いても約70種類約100点に上るウツボカズラはアジアの熱帯を中心に自生する。サイズや形は多様で、小さなネズミも捕まえるほどの大きな捕虫袋が特徴の「ネペンテス・トルンカーナ」や、捕虫袋のふたの部分に牙のような突起がある種類も。同センターが異種間交配に成功した新品種「ももがさ」もある。

 ハエトリソウは、虫が葉の中に入った瞬間に閉じ、10日ほどかけて消化酵素で溶かすという。ほかにため池などで浮遊し、ミジンコなどを吸い込むノタヌキモも見られる。

 食虫植物は、園内でも購入できる。入園料500円(高校生以下無料)。同センターTEL0790・47・1182

 食虫植物の魅力などについて、県立フラワーセンターの土居寛文・花づくり事業課長(56)に聞いた。

 グロテスクなイメージもある食虫植物だが、実は、ほかの植物との生存競争に弱い。そのため沼や湿地など、養分が少なく雑草がまともに生えにくいような場所で生息している。

 そんな場所で、なんとか生き延びようとものすごく長い年月をかけて進化していったのでは、と言われている。光合成もするが、本来食べられる側の植物が食べる側の虫を食べている。誰に教わるでもなく、効率良く捕食できるようになった。進化の背景を知ってもらうと、子どもでも興味を持ちやすいと思う。

 ウツボカズラは温室などが必要だが、ハエトリソウやモウセンゴケ、筒状の葉で虫を捕まえるサラセニアは、日本の気候でも育てやすい。自由研究で観察するのにおすすめだ。

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