北播

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人が両手を挙げたままでも自動で動くコンバイン=加西市鶉野町
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人が両手を挙げたままでも自動で動くコンバイン=加西市鶉野町
自動運転のためのGPSの基地局。コンバインは移動局を搭載している=加西市鶉野町
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自動運転のためのGPSの基地局。コンバインは移動局を搭載している=加西市鶉野町

 衛星利用測位システム(GPS)を利用した自動運転コンバインの性能確認試験が兵庫県加西市内であった。業界に先駆けて開発・販売したクボタに、農事組合法人「玉野町営農組合」(加西市玉野町)が協力。運転席に座った人が操縦しないまま、コンバインは手際よく麦を刈り取った。同組合は少人数による大規模農業を目指しており「将来は、無人トラクターと共に導入したい」としている。

 農業の担い手不足や高齢化に対応するため、クボタは昨年12月、自動運転のコンバインを発売。北海道や福井県などから12台を受注した。無人運転が可能なトラクターと違い、まだ緊急停止に備え人が乗る必要はあるが、農家の省力化などが期待されている。

 今回の試験は、ほ場の固さや溝などさまざまな条件下で問題なく動くかを調べることが目的。これまで、三重県と兵庫県たつの市で行った。同組合は、情報通信技術(ICT)を活用した営農支援システムなどで同社と取引があることなどから依頼があり、引き受けた。

 試験は5月下旬から6月中旬、加西市玉野町と同市鶉野町の農地計約200アールで大麦と小麦を刈り取った。まず、人が運転して2~3周刈り取ると、軌跡を覚えたコンバインが自動で前進や方向転換をして、残りを刈った。途中でもみが増えると自動的にトラックまで移動して排出。事前に排出場所を登録しており、収量センサーがタンクの満杯を予測したという。

 試験は秋にも行われ、稲を刈る予定。同組合のブランドマネジャー高井淳匡さん(46)は「素人が乗ってもベテランのように収穫できるのがすごい。コスト削減などに役立つ」と話している。(森 信弘)

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